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山形盆地断層帯について

 平成14年5月8日に国の地震調査研究推進本部地震調査委員会が山形盆地断層帯の評価を公表しました。その内容は、山形盆地に位置する断層帯全体が一つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.8程度の地震が発生する可能性があり、今後30年の間に地震が発生する可能性が我が国の主な断層帯の中では高いグループに属するということです。詳しくは、次のとおりです。

  1. 位置及び形態
    山形盆地断層帯は、山形県の北村山郡大石田町から上山市 まで延び、全体の長さが約60キロメートルで、西側が東側に隆起する逆断層です。この断層帯は、複数の断層から構成されています。
  2. 過去の活動
    過去約1万年間に少なくとも3回活動し、最新の活動は、6千年前以後にあった可能性があります。活動時には、断層の西側 が東側に対して相対的に4~5メートル程度隆起した可能性があります。平均的な活動間隔は、およそ3千年であった可能性があります。
  3. 将来の活動
    断層帯全体が一つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.8程度の地震が発生する可能性があります。また、その時、断層の近傍の地表面では、西側が東側に対して相対的に4~5メートル程度高まる段差やたわみが生ずる可能性があります。地震が発生する長期確率は、次のとおりです。
30年以内:ほぼ0~8パーセント
50年以内:ほぼ0~10パーセント
100年以内:ほぼ0~20パーセント

山形盆地断層帯の地震による天童市の被害想定について

 

マグニチュードと震度

 マグニチュードは、地震の大きさを表します。マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは約32倍になります。
 震度は、それぞれの場所での揺れの大きさを表します。同じ地震でも震源からの距離や地盤によって異なります。
震度階級表

 

日ごろの備えが大切です

 地震などの災害は、いつ、どこで発生するか予測ができません。もし災害にあっても、その被害を最小限に抑えるために日ごろの備えは欠かせません。まず、家庭での話合いが大切です。
 

(1) 家庭での備え

 家庭での非常用持ち出し袋の中身や備蓄の内容は、乳幼児がいる家庭など、家族構成によっても変わってきます。非常持出袋は、いざというときに、持ち出せるところに準備しましょう。


 ローリングストック法(普段から使っているものを備蓄し、定期的に製造日の古いものから日常的に使用し、使用した分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態を保つ方法)により、必要なものは日頃より備えておきましょう。

 

  ※災害時非常持ち出しチェックリスト(ダウンロードしてご活用ください)PDFファイル

 

  • 二次避難用品・備蓄品
    避難場所から一時的に自宅に戻れた場合に避難所などで使用する、または自宅で過ごすための備蓄品をまとめておくものです。
    ※(例)二次避難用品・備蓄品

 

(2) 家の内外の安全をチェックしましょう

 わが家の地震対策として、こんなところに注意しましょう。

家の外では

  • 壁の亀裂は、事前に補強しておく。
  • ブロック塀、門柱、石垣の老朽化をチェックする。
  • 窓ガラスには、飛散防止フィルムを貼る。
  • ガスボンベは、チェーンで固定する。
  • ベランダや窓際の植木鉢を固定する。

建物などの安全チェック

 大切な家族、大切なわが家を守るため、建物などの地震に対する安全を確認しましょう。
 ※昭和56年以前の建物の中には、構造上、地震に弱いものがあります。専門家の耐震診断を受けることをお勧めします。
 ・木造住宅耐震診断士派遣事業


 ・木造住宅耐震改修補助事業

 

ブロック塀の安全点検

 傾きやぐらつきがあったり、ひび割れがあるようなブロック塀は、大規模地震が発生した場合に、倒壊等により人命に関わる重大事故に繋がる危険性がありますので、安全点検を行いましょう。
 〇ブロック塀点検のチェックポイントPDFファイル(166KB)

 

点検の結果、危険性が確認された場合は、歩行者への注意喚起の表示や除却する等の対策を速やかに講じる必要があります。

  ・危険ブロック塀等撤去支援事業費補助金交付事業

 問い合わせ先:建設部都市計画課建築住宅係(電話)654-1111(内線427・428)



 危険なブロック塀を除去し、生け垣をつくるときは、生け垣の植栽に必要な費用を助成する制度があります。
 
 ・生け垣設置奨励補助金交付規程PDFファイル(169KB)

 

 問い合わせ先:建設部都市計画課計画係(電話)654-1111(内線422・423)

 

建物などの安全チェック


家の中では

  • 家具は、固定しているか。
  • 消火器は常備しているか。
  • 風呂などに水のくみ置きはあるか。

などを確認しましょう。

家具の転倒防止
地震では、家具や冷蔵庫などの転倒やガラス、食器の破片でけがをするときがあります。
  • 家具などは、転倒防止金具や突っ張り棒等で固定する。
  • ガラスは、飛散防止フィルムで覆う。
  • 食器棚などの中のものが飛び出さないように、扉に留め金などをつける。

 

もし地震が起きたら

  1. 地震は、長いと感じても、揺れは1~2分間です。まず、自分とお年寄り・幼児などの安全を確保しましょう。
  2. 揺れがおさまったら、近隣の安全を確認し、みんなで協力して救助・消火活動を行いましょう。
家の中にいるとき
自分の身を守ろう
 座布団をかぶったり、机の下など安全な場所に隠れ、落下物から身を守る。あわてて外に飛び出さない。
火の始末をする
 落ち着いて火を消す
【注意】
調理中などで油や熱湯を使用しているときは、揺れでこぼれることがあり、危険です。そのときは、その場を離れ揺れが落ち着いてから消しましょう。
ドアを開けて出口を確保しよう
 地震による建物のゆがみでドアが開かなくなるおそれがあるので、出口を確保する。
はだしで歩かない
 割れたガラスなどでけがをするときがあるので、 家の中も外も、スリッパや靴を利用する。
避難所には歩いていこう
 消防車や救急車などの緊急車両の通行の妨げになると大きな災害につながるので、絶対に、車は使わないようにしましょう。
ガスの元栓などを確認しよう
 避難するときは、ガスの元栓を閉め、ブレーカーを落とす。

行き先を知らせよう
 避難場所や連絡先を張り紙に書き、貼っておく。

電話の使用は控えよう
 安否確認等により電話回線使用が増え、119番、ライフライン等の緊急の電話に支障が出る場合があるので、安否を確認 する場合は、災害用伝言ダイヤル「171」や携帯電話の災害用伝言板サービスを利用しましょう。
災害用伝言ダイヤル「171」の利用方法 PDFファイル (40KB) 携帯電話災害用伝言板サービスの利用方法(PDF形式)作成中

まちの中にいるとき
カバンや上着などで頭を保護し、落下物から身を守る
  看板やガラスの破片等の落下に注意し、頭部を保護する。
ブロック塀、自動販売機、電柱などに近寄らない
車の運転をしているとき
交差点を避けて、道路の左側に停車する
 ハンドルをしっかり握り、徐々に速度を落とし、道路の左側に停車する。
エンジンキーを付けたままにして、徒歩で逃げる
 避難が必要なときは、車検証などの貴重品を持って徒歩で避難する。

 

火災発生!そのときは

 3つの「早く」を実行しましょう。
 

  1. 早く知らせる!
    大声で助けを求め、119番に電話をする。
  2. 早く消す!
    ぼやのうちに消し止めることが肝心。布団など身近なものやバケツリレーなどで初期消火を行う。
  3. 早く決断する!
    火が燃え広がってしまったら、急いで避難する。

 

風水害について

 台風や大雨などの風水害は、気象情報などから予測することにより、事前に備えることができます。
 

(1) 気象情報に気をつけましょう
  • 大雨警報
    1時間雨量60mm以上、3時間雨量100mm以上、24時間雨量平地180mm以上または山地220mm以上のいずれかで、重大な災害が起こるおそれがあると予想される場合に発令されます。
  • 暴風警報
    最大風速が毎秒18m以上で、重大な災害が予想される場合に発令されます。
(2) 急傾斜地は土砂災害に注意しましょう
 豪雨に見舞われると、地盤がゆるみ、崩れる危険があるので家の周りの変化に気をつける。
(3) 台風のときは
  • 避難の必要がない場合は、できるだけ外に出ないようにする。特に、河川のそばには近づかないこと。
  • 鉢植えやごみ箱など、飛散しやすいものは、しっかりと固定するか、屋内に収納する。
  • 家屋の補強、修繕を行うときは、風が強くなる前に余裕を持って行う。
(4) 土砂災害危険箇所
 地域の注意箇所を確認しておきましょう。降雨時など岩の亀裂からの水が吹き出したり、小石が常に落ちてきたり、聞いたときがない異常な音がするなど、危険を感じたら早めに避難しましょう。
土砂災害危険箇所

 

地域・家族ぐるみで安全なまちづくり

 電話の不通、道路の寸断、同時多発火災、断水などにより防災機関の組織の活動が低下し、被災した全域に速やかに出動できないことも考えられます。

(1) 自主防災組織を作ろう
 住民の皆さんがその地域にあった自主防災組織を自発的に作り、行動することにより、被害を最小限にくい止めることができます。そのため、防災について積極的に話し合いましょう。
 相談先 総務部危機管理室 TEL 654-1111(内線453)
(2) 自主防災組織に参加しましょう
 いつやってくるのかわからないのが災害です。災害が発生したときに、すばやく、効率的に対応するため、地域にあった避難計画を作成しましょう。自主防災組織は、地域ぐるみで行う防災活動の拠点です。各地域で初期消火や救出救助を行うなど、防災訓練に参加しましょう。
(3) 家族で災害時の行動を話し合いましょう
 いざというときの避難場所、避難経路を確かめ、あらかじめ集合場所や連絡方法について決めておきましょう。また、住所、氏名、血液型のほか、病名、かかり付け医などの重要事項を記入した避難カードを作成し、持ち歩きましょう。
避難カードの例 ワードファイル (30KB)
(4) 高齢者、傷病者、乳幼児を支援
 日頃から、地域のコミュニティづくりに努め、高齢者、乳幼児や子供、病気や障がいを持つ方々をみんなで支えましょう。

 

避難について

(1) 避難場所などの確認を
 自主防災会や自治会があらかじめ指定した避難場所や避難所、身近な一時避難場所や避難所をあらかじめ確認しましょう。
(2) みんなで助け合って避難しよう
 みんなで安全を確認し合い、助け合って、身の安全が確保できる近くの公園やグラウンドの一時避難場所に避難しよう。
(3) 危険なところは避けて避難しよう
 ブロック塀や自動販売機等は、倒れやすく危険です。倒れた電柱の近くには、電線が垂れ下がっていることもあります。十分注意しましょう。

 

避難場所一覧

  1. 一時避難場所は、市内の公園、小学校・中学校・高校・短期大学のグラウンドです。
    一時避難場所一覧
  2. 広域避難場所は、市スポーツセンターと県総合運動公園です。
  3. 収容避難所は、市内の小学校・中学校(天童一中を除く) ・高校・短期大学の体育館や公民館などです。
    収容避難所一覧

 

 

避難所運営マニュアルについて

 近年発生している災害の例から、避難所の運営を円滑に行うためには、市職員や施設管理者、避難されてきた地域住民やボランティアの方々が協力・連携しあうことが重要とされています。

 

 また、天童市地域防災計画では、指定避難所に市職員を派遣し、避難環境の整備、避難者による自主運営組織の立ち上げなどを行い、その後は避難者に引き継ぐものとしています。

 

 災害が発生したときに、派遣された市職員や施設管理者、避難されてきた地域住民等が避難所を開設・運営するための一定の手順を定めた、本マニュアルを作成しました。

 

 避難所運営マニュアルPDFファイル(1372KB)

この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部危機管理室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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