市長の部屋

随想集

平成24年4月

 今年の冬は例年にない豪雪と低温に見舞われ、特に1月上旬から2月中旬にかけましては、積雪により日常生活に不便を来し、市民の皆さまには大変なご難儀をおかけすることになりました。この事態を一刻も早く解消するため、市民の皆さまからは、自治組織を通じて生活道路などの一斉除雪・排雪作業にご協力いただきましたことに、心から感謝申し上げます。
 一方で、雪解けが進むにしたがい、パイプハウス等農業施設の倒壊や果樹の枝折れなどの樹体被害が次々と明らかになり、平成18年豪雪を上回る被害となりましたことは、憂慮すべきことであります。今後は、農業用施設の復旧や苗木に対する県の支援を十分に活用し、これから迎える農繁期における作業と今後の農業経営に支障を来さないよう、支援していきたいと考えております。
 さて、新年度を迎え、職員の辞令交付式を執り行いました。今年度は、昨年度を上回る239名の発令となりました。今年度は、前期の第六次天童市総合計画を締めくくる年度であるとともに、新たな行財政改革を断行することから、中堅職員の積極的な登用と女性職員が活躍できる場を拡大いたしました。また、下水道事業は地方公営企業法の全部を適用し、経営基盤の強化と組織の効率化を図るため、水道事業所と建設部下水道課を統合し、上下水道事業所を新設いたしました。上下水道に関しましては、統合によりこれまで以上のサービスを提供できるよう、努力していきたいと考えております。
 行財政改革につきましては、その責任者として新たに行財政改革推進監を任命するとともに行財政改革推進本部の組織強化を図りました。職員の意識改革と新たな視点での行財政改革を最重点として押し進め、市民の皆さまから「市役所が変わった」と評価していただけるよう、鋭意改革に取り組んで行きたいと考えております。
 これまでの本市の情報発信力は必ずしも強いものとは言えず、潜在的な資源を有効かつ十分に活用できているとは言い難い状況でありました。中身で他市に負けているとは決して思いませんが、アピール力や宣伝力でその差が出ているように感じております。
 そのような意味で、これからは情報発信力が何よりもものを言うと考えております。これまでの天童のイメージである、将棋、温泉、さくらんぼ、ラ・フランスや3つのプロスポーツ・実業団チームのホームタウンであることを含めたトータル的な情報発信について新たな視点に立ち調査研究を行い、情報発信力のある、そして宣伝力のある天童市にしていきたいと考えております。

天童市長 山本信治

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