市長の部屋

施政方針

平成26年度 施政方針

平成26年度 施政方針

はじめに

 平成25年度第8回天童市議会定例会に当たり、市政運営の基本的な考え方について、所信の一端を申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。
 平成26年度は、私が市政をお預かりして6年目の年に当たります。これまでの5年余りを振り返りますと、市長就任以来、私は、一貫してマニフェストに掲げた「子育て支援」、「観光・ものづくり」、「スポーツ・文化・健康づくり」の三つの日本一への挑戦、そして、その挑戦を支える「市役所改革」に取り組んでまいりました。
 平成25年度においては、子育て支援日本一への挑戦として、児童の生活及び活動の場を確保するため、放課後児童クラブの移転改築に取り組むとともに、子育て支援施設の建設工事に着手いたしました。また、第一中学校の改築事業が完了するとともに、第四中学校の大規模改造工事も終了し、教育環境の充実を図ることができました。さらに、天童ターミナルビル内に学習支援施設「リバテラスちえふる」を開設し、中高生等の学習の場を確保するとともに、様々な学習支援活動を行っております。
 観光・ものづくり日本一への挑戦では、新たに観光基本コンセプト及びキャッチコピーを策定し、様々な場面で活用し情報発信に努めてまいりました。また、舞鶴山については、市民や観光客の憩いの空間となるよう親水空間及び公園の整備を推進しました。さらに、天童インターチェンジ周辺工業団地のうち下水道管理センター跡地について、平成26年度の分譲に向け、敷地の造成や取付け道路などの整備を行いました。
 スポーツ・文化・健康づくり日本一への挑戦では、昨年11月に、第2回天童ラ・フランスマラソン大会を全国からのお客様を含む約1,900名の参加のもと、盛大に開催することができた次第であります。
 市役所改革の面では、市民サービスの向上を図るため、利用者の増加が見込まれる市スポーツセンターや市立図書館など7施設の開館日時を拡大しました。また、業務見直しの基本方針に基づいて、市民課窓口職員を段階的に嘱託職員に切り替え、窓口サービス推進員を配置しました。
 このように、本市が抱える課題の解決について一つずつ着実に進めることができました。これらも議員の皆様をはじめ多くの市民の御協力の賜物と、深く感謝申し上げます。
 さて、本市では、昨年7月に大雨の影響による断水が発生し、一時は市内全域が断水となり、一部の地域では最長8日間の断水という甚大な被害に見舞われ、市民の皆様に大変御迷惑をお掛けしました。このたびの断水の根本的な原因は、村山広域水道の水源域での記録的な大雨により、県の西川浄水場に浄水能力を超える高濁度の水が流れ込んだため、浄水が出来なくなり給水が停止したことにあります。
 今回のような断水を含め、災害は突然やってきます。災害は多種多様であり、その時々の状況によって対応は異なってきますが、今回の断水が、これまでに経験したことのない災害であったことへの反省を生かし、今後の災害時においては、最善の対応が行えるよう対策を進めていかなければなりません。
 さて、国政においては、安倍総理大臣が、この度の通常国会の施政方針演説において、この国会を「好循環実現国会」と位置付け、企業収益の伸びを雇用や賃金・所得、そして消費の拡大につなげる政策に取り組むと表明しております。特に、平成26年度当初予算を早期に成立させ、最大の懸案事項である4月の消費増税による景気の腰折れを防ぐ考えであります。消費税率の引き上げという難関を乗り越え、安定した経済成長を実現するために、経済の好循環とデフレ脱却を期待するところであります。
 このような状況の中、地方としては、地方分権改革を着実に進めるため、権限移譲などによる国と地方の役割分担の見直しや、地方財源の充実強化に向けた地方交付税の総額の確保と法定率の引上げなどが実現するよう、国に対して引き続き要請していかなければなりません。一方、本市としては、財源の確保と政策の整合性を重視しながら、将来にわたって持続可能で、健全な行財政運営を堅持していくことが自治体経営にとって重要であると考えております。
 平成26年度は、第六次天童市総合計画の5年目、後期計画の2年目に当たります。将来都市像である「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」の実現に向け、五つのまちづくりの目標に向かって次の施策を展開していく考えであります。

 第一は、「安心して健やかに暮らせるまちづくり」です。
 市民の健康づくりや介護サービスの向上、子育て支援などを推進するため、福祉と保健と医療の連携を強化し、きめ細かで総合的な行政サービスを展開します。
 中でも、子育て支援については、「子育てするなら天童市」と言われるよう、幅広い分野の施策を連携して実施し、子どもを安心して生み、育てることができる環境づくりをより一層推進します。
 健康づくりでは、「第二次健康てんどう21行動計画」に基づき、市民一人ひとりの健康に対する意識の向上を図り、ライフステージに応じて健やかで心豊かに生活できる社会を目指します。
 高齢者福祉では、お年寄りの方が元気で安心して生活できるように、社会参加や生きがいづくりを進めるとともに、第5期介護保険事業計画に基づき、介護予防事業の積極的な展開と介護サービスの充実を図ります。

 第二は、「魅力と活力ある産業のまちづくり」です。
 元気で活発なまちづくりを進め、地域経済の活性化と定住人口の確保・増加を図るためには、農林業、工業、商業、観光の振興を図り、業種間の連携を深めるとともに、企業誘致に積極的に取り組み、安定した雇用の確保を図る必要があります。
 そのため、荒谷西工業団地及び天童インターチェンジ周辺工業団地への企業誘致を推進し、新しい雇用の場を創出します。また、農業政策では、新たに創設される「農地中間管理機構」を活用することで、担い手農家への農地の集積・集約をさらに加速化させるとともに、「人・農地プラン」との連携により、明日を担う農業後継者と新規就農者を支援していきます。

 第三は、「緑ある住みよい環境のまちづくり」です。
 安全・安心な生活環境の確保は、市民生活の基本となるものです。災害に強い都市基盤の整備をはじめ、消防・防災体制や消費者行政の充実を図るなど、安全で安心なまちづくりに万全を期します。
 特に、倉津川流域の雨水対策が喫緊の課題であることから、雨水排水対策事業に取り組みます。
 公共施設の耐震化については、天童市市有施設耐震化実施計画に基づき、市庁舎の耐震化工事を平成25年度からの2か年事業で引き続き実施します。
 自然環境や景観保全の面では、舞鶴山の公園整備を引き続き実施するとともに、市民の憩いの場、健康づくりの場、そして教育の場としての天童高原の整備に取り組みます。
 また、交通基盤の整備では、市街地と田園集落間や市外を結ぶ幹線道路の計画的な整備を推進します。さらに、低炭素社会の構築と公共交通の利便性の向上を図るため、芳賀地区におけるJR新駅の整備を促進します。

 第四は、「生き生きとした人をはぐくむまちづくり」です。
 未来を開く子どもたちが、健康で心豊かに成長できるよう、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を担い、連携して子育てに取り組みます。
 特に、活力ある地域づくりと市民の社会参加活動を促進するため、天童市社会教育施設等整備計画に基づき市立公民館の改修・改築事業を推進します。また、連携協定を締結している明治大学と、産・学・官の分野でさらに密接な連携を図り、市民の生涯学習を支援するとともに、地域の未来を担う人材の育成に努めます。
 また、スポーツの面では、ラ・フランスマラソン大会をさらに規模を拡大して開催するとともに、J1復帰を目指すモンテディオ山形をはじめ、パイオニアレッドウイングスと東北楽天ゴールデンイーグルスに対して、ホームタウンとして引き続き力強い支援を行っていきます。

 第五は、「健全な行財政運営と協働のまちづくり」です。
 厳しい財政状況の中、行政サービスを充実させ、魅力あるまちを目指すため、適正で健全な行財政運営に一層努めます。また、より多くの市民がまちづくりに参画できる開かれた市政運営を図るため、行政情報を積極的に発信するとともに、市民と行政が一体となった協働のまちづくりに取り組みます。
 特に、これまでの行財政改革を発展的に継承し、第六次天童市総合計画が掲げる目標を実現するために策定した「天童市行政経営計画」に基づき、経営資源の再配分と経営の視点からの行政運営をより一層推進します。

平成26年度予算の大要

 次に、平成26年度当初予算の大要について申し上げます。
 我が国の景気は緩やかに回復しており、物価は底堅く推移しています。先行きについては、輸出が持ち直しに向かい、各種政策の効果が下支えする中で、家計所得や投資が増加し、景気の回復基調が続くことが期待されますが、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しすることが危惧されるとともに、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要による反動が見込まれるところであります。
 このような状況の中、国の平成26年度予算は、デフレ不況からの脱却・経済再生と財政健全化の両立を目指し、25年度補正予算と一体として、日本の競争力の強化につながる未来への投資や、生活の基盤を守る暮らしの安全・安心といった事項に重点化するとともに、社会保障と税の一体改革を実現する最初の予算として、消費税増収分を活用し、社会保障の充実と安定化を図るとしています。
 一方、地方に対しては、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税等の地方の一般財源の総額について、最大限配慮するとしているものの、地方の税収増を反映して地方交付税交付金等を縮減するとしています。地方財政においては、これまで同様、社会保障関連経費の自然増や公債費が高い水準で推移するなど、財源不足であることに変わりなく、依然として厳しい状況にあります。
 こうした中、本市の平成26年度当初予算編成に当たっては、中長期的な視点に立った持続可能な財政運営に努めながら、第六次天童市総合計画後期計画の未来創造重点プロジェクトの推進や、政策的な当面の課題に対応するための積極型の予算としたところであります。
 歳入予算については、これまでの実績や国の経済対策等も踏まえ、2年ぶりに市税の増加を見込むとともに、地方消費税交付金についても、消費税率引上げに伴う増加を見込んでおります。また、基金の積極的な繰入など、これまで培ってきた財政力の有効活用を図ったところであります。
 歳出予算については、今年度から始まった市庁舎耐震改修事業、調整池整備事業などに引き続き取り組み、安全・安心に関する事業を着実に推進することを目指しました。子育て支援に関しては、子どもの医療費無料化、第3子以降の保育料等無料化に引き続き取り組むとともに、待機児童の解消に向けた保育所の整備などを支援します。また、本市の新たな魅力となる、新駅をはじめとした市街地整備の推進を図ったところであります。加えて、国の経済対策に関連した臨時福祉給付金などの事業についても取り組みます。
 この結果、平成26年度の一般会計予算総額は、231億6千万円で、前年度比23億9千万円、11.5パーセントの増としました。また、一般会計並びに特別会計、企業会計を含めた全会計の予算総額は、448億354万4千円で、前年度比45億726万円、11.2パーセントの増としました。

平成26年度重点施策

 次に、平成26年度の重点施策について、第六次天童市総合計画の基本計画に沿って、御説明申し上げます。

 (安心して健やかに暮らせるまちづくり)
 初めに、「安心して健やかに暮らせるまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。
 子育て支援の面では、芳賀土地区画整理事業地内に整備する子育て支援施設について、平成27年度の早い時期のオープンを目指し、25年度からの繰越事業と合わせて施設整備に取り組みます。また、本市の子育て支援を代表する施策である中学3年生までの医療費の完全無料化に引き続き取り組むとともに、第3子以降の児童に係る保育料等の無料化事業についても継続して実施します。さらに、社会福祉法人が実施する保育所整備事業に対して国の補助と合わせて積極的に支援します。
 放課後児童クラブについては、児童の生活及び活動の場を確保するため、放課後児童クラブ整備計画に基づき、放課後児童クラブの専用施設の建設を年次計画により引き続き進めていきます。
 子育て発達支援事業について、新たに「発達支援専門員」を配置し、保育園等の年中児を対象に発達支援相談を行い、障がいの早期発見と早期療育に努めるとともに、幼児期から学齢期を経て、就労時までの切れ目のない支援を行うため、関係行政機関で情報の共有化を図ります。
 高齢者福祉については、第5期介護保険事業計画に基づき、小規模特別養護老人ホームの建設等に対して、平成25年度からの繰越事業と合わせて引き続き支援します。また、健康寿命の延伸を図るため、運動機能向上、健康てんどう元気塾などの介護予防事業を実施します。
 さらに、健康づくりの面では、市民が楽しみながら健康づくりに取り組めるよう「TendoすこやかMy進(まいしん)事業」に新たに取り組みます。

 (魅力と活力ある産業のまちづくり)
 第二に、「魅力と活力ある産業のまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。
 本市の基幹産業の一つである農業については、天童の特産果実の輸出拡大を図るため、天童市農業協同組合と連携しながら、台湾において「ラ・フランス」と大粒系ぶどう「シャインマスカット」の海外プロモーション活動を昨年に引き続き実施します。さらに、関西圏におけるラ・フランスの知名度を高めるため、大阪でのトップセールスを初めて展開します。
 新規就農者の確保と育成を総合的に支援するための「結い農プロジェクト事業」については、国が打ち出した新規就農総合支援事業と市独自の支援事業を組み合わせて引き続き取り組みます。また、農地の基盤整備では、天童土地改良区の更正堰地区ほ場整備事業を継続して支援するとともに、農業水利施設の長寿命化を図るため、天童土地改良区及び三郷堰土地改良区が実施する基幹水利施設ストックマネジメント事業を引き続き支援します。
 観光面では、今年の6月14日から9月13日にかけて開催される山形デスティネーションキャンペーンに合わせ、本市の魅力を発信するため、新聞等を活用した観光情報の発信強化に努めるとともに、仙台圏でラッピングバスの運行を行い、宮城県内からの誘客を図ります。一方、好評をいただいている「天童温泉しだれ桜まつり」については、天童桜まつりと合わせて開催し、さらなるにぎわいを醸成していきます。
 将棋については、6月下旬に本市で開催が予定されている「第27回アマチュア竜王戦全国大会」を支援するとともに、モンテディオ山形の試合に合わせ、試合会場に将棋ブースを設置し、将棋とサッカーのコラボレーションイベントを行い「将棋駒のまち天童」を全国に発信します。
 中心市街地の活性化については、中心市街地活性化基本方針に基づき、中心市街地商店街等にぎわい創造支援事業に引き続き取り組みます。特に、昨年好評を得た「軽トラ市」については、さらに内容を充実して開催することが計画されており、継続して支援します。また、市内商店街のお店の方々が専門知識を生かして講師となり開催している「まちなかゼミナール」に対して負担金を支出して、中心市街地の活性化を図っていきます。
 さらに、昨年開催された「織(お)ら田の天童 楽市楽座」については、秋まつりイベントの一つに位置付け、駅前通り商店街の活性化と交流人口の拡大を図るため、本市独自で新たに支援していきます。
 産業と雇用の面では、平成26年度から分譲を開始する天童インターチェンジ周辺工業団地への新たな企業誘致に取り組むとともに、荒谷西工業団地へのさらなる企業誘致に努力していきます。
 ふるさと応援寄附については、平成26年度から制度の仕組みを見直し、市外在住の寄附者に対して地元特産品等を贈る内容に改めます。これにより、本市の知名度の向上及び市内産業の活性化を目指します。

 (緑ある住みよい環境のまちづくり)
 第三に、「緑ある住みよい環境のまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。
 環境保全については、ガソリンなどの化石燃料の消費量と二酸化炭素の発生を抑制する電気自動車の普及促進のため、道の駅「天童温泉」に電気自動車急速充電施設を設置します。また、再生可能エネルギーへの転換を促進するために、市スポーツセンターに太陽光発電システムを設置するとともに、住宅用太陽光発電システム設置支援事業にも引き続き取り組み、地球温暖化防止に向けた取組を進めます。
 天童古城地区については、社会資本整備総合交付金事業を活用して舞鶴山の公園整備を進めるとともに、事業区域内の市道整備などに継続して取り組みます。
 天童高原については、平成26年度から指定管理者へ移行する中で、地域交流センターの整備を、25年度からの繰越事業と一体的に行うとともに、キャンプ場周辺の施設整備などを実施します。
 空き家対策については、「天童市空き家等の適正管理に関する条例」を制定するとともに、市内の空き家の老朽度・危険度調査を行いました。平成26年度は、この調査の結果を基に、空き家の適正な利活用に取り組みます。
 継続事業である道路整備については、市道矢野目高擶線、清池南小畑線などの幹線道路の改良工事を引き続き推進するとともに、各地域から要望の多い生活関連道路の改良及び維持補修工事についても、計画的に取り組みます。
 土地区画整理事業については、組合施行で実施している芳賀地区について、保留地分譲を促進するため、都市計画道路や区画道路等の整備を支援します。
 公衆街路灯のLED化については、事業実施期間を当初の5か年から3か年に前倒しして整備を推進します。
 消防活動については、消防団の再編計画に基づき、消防団の消防ポンプ自動車を年次計画で更新します。また、自主防災会の消火栓ホースの更新及びホース格納箱の修繕塗装についても引き続き支援します。
 公共交通については、芳賀地区のJR新駅の設置に向けて、JR東日本が国に対して行う申請の認可等に合わせて、駅の整備や開業に伴うシステム改修に係る経費をJR東日本に対して負担金として支出し、事業を促進します。さらに、新駅の駅前広場についても合わせて整備を進めます。
 防災対策については、倉津川流域の雨水対策として、市街地からの雨水流出の抑制を図るため、芳賀地区に調整池の整備工事を実施します。また、自主防災組織育成事業については、市内の3地域に設立する自主防災会連絡会に対して、資機材購入等の支援や研修会等を行い、組織の育成強化を図ります。
 地籍調査事業については、平成25年度策定の全体事業計画に基づいて、26年度から寺津地区の一部及び中山町行政区域内の天童市飛地(とびち)を対象に調査を開始します。

 (生き生きとした人をはぐくむまちづくり)
 第四に、「生き生きとした人をはぐくむまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。
 明日を担う子どもたちが明るく健全に育つことは、本市の将来にとって極めて重要です。子どもたちの快適な教育環境を確保するため、市内の全小学校に空調設備を導入することとし、平成26年度から設計業務に着手し、28年度までの3か年で整備していきます。また、小学校のグラウンド及びプールについては、年次計画に基づき改修を行います。
 昨年、移転改築を終えた第一中学校については、旧校舎跡地に、駐車場、自転車置場、倉庫などを整備するとともに、市道改良と合わせてグラウンドの環境整備も行っていきます。
 学校教育においては、すこやかスクールプロジェクトを拡充し、特別支援教育に対する専門的な教師を養成するため、特別支援教育コーディネーター養成研修を実施します。また、いじめ・不登校等の対策として、学習集団アセスメント(Q-Uテスト)を実施します。さらに、豊かな「こころ」をはぐくむために行っている課外教育について、実践を生かした教育の充実を図ります。
 市立公民館の整備については、市有施設耐震化実施計画及び社会教育施設等整備計画に基づき、各市立公民館の改築や耐震化工事を順次実施しています。平成25年度からの繰越事業である寺津公民館の改築工事をはじめ、26年度事業として成生・蔵増公民館の実施設計、高擶公民館の用地買収及び敷地造成を行うとともに、津山公民館ほか2館の耐震改修事業を実施します。また、天童中部公民館及び長岡公民館については、以前から要望のあったエレベーターの設置工事を行います。
 スポーツの面では、昨年開催した第2回天童ラ・フランスマラソン大会の反省を生かし、平成26年度は、参加者を3,000人規模に拡大し、より一層にぎやかな大会になるよう盛り上げていきます。
 また、平成29年度に山形県を主会場に開催されるインターハイに向けたジュニア選手層の競技力向上を目的に「ジュニアスポーツ選手育成強化事業」に継続して取り組みます。
 サッカーJ2のモンテディオ山形に対しては、今年1月に市内9地区の応援サポーターからなる「天童市モンテ応援隊」が組織され、市民一丸となった応援態勢が構築されたところであります。本市としても、市民応援デーなどを企画しサポーターの拡大を図り、J1復帰が実現するようモンテディオ山形を支援していきます。さらに、ホームタウンTENDO推進協議会を通し、三つのホームタウンチームを継続して支援します。
 スポーツ施設については、市スポーツセンター施設の修繕を計画的に行うために修繕計画を策定するとともに、緊急性の高いメインアリーナの床の張替工事を実施します。
 芸術・文化の面では、今年の8月に、多賀城市の協力の下、天童氏の歴史を天童家や伊達家の資料などを通して紹介する「(仮称)舞鶴山天童古城城主 天童氏展」を天童市美術館で開催します。また、平成26年度には天童市文化団体協議会が設立50周年を迎えることから、記念誌発行等の記念事業を支援します。レコードサロンの運営については、市立公民館や福祉施設へ出前コンサートを展開していきます。

 (健全な行財政運営と協働のまちづくり)
 第五に、「健全な行財政運営と協働のまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。
 行財政改革については、平成25年度に策定した「天童市行政経営計画」の三つの基本方針である「経営資源の有効活用と重点配分」、「行財政改革の推進による行政経営の効率化」、「組織マネジメントの強化」に基づき、行政サービスの向上を図ります。
 平成26年度は、業務の見直しの中で、天童高原施設及び市営住宅の指定管理委託や学校給食センターの調理・搬送業務の民間委託を新たに実施します。
 窓口サービスでは、庁舎1階のフロアレイアウトの改修工事に取り組むとともに、事務分掌を見直し、より機能的な組織体制へと改変します。また、来庁者へのスムーズな案内と手続のスピードアップを図るため、繁忙期にフロア案内職員を増員して対応します。
 業務改善の面では、平成25年度から取り組んでいる「駒やかカイゼン運動」を引き続き実施し、職員の資質と政策形成能力の向上を図り、市民サービスの向上と業務の効率化を目指します。
 人材育成型人事管理制度の充実については、人材育成基本方針で求める職員像を目指し、各種研修事業に取り組みます。また、人事評価制度については、平成26年度から本格実施し、職務能力の向上を図ります。さらに、人事管理の見直しでは、再任用職員を活用することにより、行政の知識と経験の継承と業務の効率的な執行を図ります。
 また、市庁舎の耐震化工事に合わせ、議場棟の議会傍聴席の改修工事を行い、議会傍聴者の環境改善を図ります。
 協働のまちづくりの面では、明治大学との連携事業の中で、行政と市民の協働によるまちづくりを実践する地域のリーダーを育成するため、未来塾を引き続き開催します。また、明治大学の学生派遣プログラムを継続して受け入れ、市に対する学生からの政策提言をまちづくりに生かしていきます。

 (水道事業)
 次に、水道事業について申し上げます。
 断水の検証を踏まえ、各市立公民館に臨時給水所を設置することを想定し、給水車と給水タンクを整備するとともに、芳賀地区などの管路整備と老朽化した配水管等の耐震化を推進します。また、厚生労働省が発表した新水道ビジョンを受け、本市水道事業のマスタープランとなる新水道ビジョンを策定します。
 安全な水の安定供給のため、より一層の効率化と健全な経営に取り組み、水道サービスの充実に努めます。

 (病院事業)
 次に、病院事業について申し上げます。
 昨今の病院を取り巻く医療環境は、慢性的な医師・看護師不足をはじめ、地域や診療科における医師の偏在などを背景として、医師の確保が依然として厳しい状況にありますが、地域の中核病院として、安全で安心できる医療サービスの充実を目指し、市民の信頼と期待に応えられるよう努めていきます。
 特に、平成26年度は、診療報酬改定や消費税率の改定、公営企業会計制度の大幅な見直しなどが行われることから、今後の経営のあり方に大きな影響を受けることが予想されます。
 このような状況下で、平成26年度からの天童市民病院中期経営計画に基づき、職員一丸となって病院経営の健全化を目指します。

 (公共下水道事業)
 最後に、公共下水道事業について申し上げます。
 芳賀地区などにおいて管渠(かんきょ)整備を推進するとともに、老野森地区や久野本地区周辺において老朽管の更生工事を行い、管渠(かんきょ)の耐震化・長寿命化を図ります。雨水事業については、老野森地区、東久野本地区などにおいて雨水函渠(かんきょ)築造工事を推進します。
 地方公営企業として、より一層の効率化と健全な経営に取り組み、下水道サービスの充実に努めます。

 以上が各会計における施策の大要であります。
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 654-1111
fax: 653-0704

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