行政

提言

市政への提言対応状況

平成22年5月21日~平成22年6月3日受付分

No.47 みどり環境交付金の使い方について
【提言・意見】
 みどり環境税の使い方について提案します。現状では、杉間伐切倒し現場では、放置間伐材が利用されないため、二酸化炭素の吸収元になっていません。放置された間伐材は大雨が降ると土石流となる恐れが大きいです。
 U字孔を森林に埋込み、製炭をしてはどうでしょうか。一基1万円程度で設置でき、3年は使えます。杉間伐材の産業化は、搬出、輸送コストがかかりすぎ、製炭により軽量化できる林地での加工がいいと思います。
 製炭は、バイオマスの炭素固定が図れますし、杉材用途の拡大と産業化が期待され、多孔質な杉炭の性質を利用して水質浄化、土壌改良、バーベキューに活用できます。
 また、副産物の木酢液はヒノキの香りがし、消臭、消毒、虫除けになり、商品化も期待できます。ナラ、ブナ枯れの防止に製炭を用いることもでき、林檎炭、桜炭、梨炭等果樹剪定枝の製炭は、茶道の炭への商品化が期待できます。
 炭焼きの技術を持った高齢者は大勢おり、炭焼きという昔ながらの手法で地球温暖化防止に役立ち、間伐材、剪定枝の有効利用ができます。
 これらの活動が22世紀までに達成されると市全体が世界生活遺産として登録されるのではないでしょうか。

【対応状況】 所管課等:農林課
 市では、みどり環境交付金を活用し、森林資源の利活用や環境保全意識の高揚を図り、緑豊かなまちづくりを推進するために、毎年5月に「みどり環境フェア」を開催しています。また、森林資源を活用して自然環境を大切にする心の醸成を図るため、中学校の技術家庭の授業に県産材を提供すると共に自然学習会を行っています。
 さらに、田麦野地区において平成20年度から、市民と森林を繋ぐ新たな森林づくりの一環として天童市絆の森林(もり)整備事業に活用されており、地域住民が実施する事業展開に合わせて、遊歩道の整備や遊歩道沿いの森林整備(徐間伐)を行っています。
 地域内には炭焼き技術者もおられることから、杉人工林等の間伐材を活用した炭焼窯の整備も全体計画の中で考えています。ご提案いただいたU字溝を利用した方法なども検討させていただき、製炭による間伐材の利活用を進めていきたいと考えています。


No.48 交通ネットワーク計画基本構想について
【提言・意見】
 天童市交通ネットワーク計画基本構想を提案します。基本的な考え方としては、今ある資源、人材、制度を有効に使います。
 デマンドタクシーは、料金が高すぎる、利用方法が難しい等の理由により、市営バスを有効に使うのが望ましいと思います。例えば、運行本数を倍にすれば4倍の利用があるかもしれません。西川町が参考になります。福祉バスとしての利用だけとは考えず、観光バスとしても考えます。
 市営バスが赤字だといって性急にデマンドタクシーに移行するのではなく、ゆっくり実験し、討論しながら考えていくべきです。
 中央循環バス駅西、駅東の2路線を20人乗りの定期バスとして一時間に一本双方向通行で、二重ループ路線に充実させ、地域ごとにパークアンドライドを設け、地区ごとにループ状にオンデマンドタクシーを運行してはどうでしょうか。
 運転手は地元の人にお願いし、二種免許を取ってもらえばいいと思います。
中心街には自家用車の乗り入れを規制し、歩いて回れる中心街循環バスを運行すればいいと思います。

【対応状況】 所管課等:生活環境課
 現在の市営バスは、経費的な面からもこれ以上運行台数を増やすことが困難なため、路線ごとに曜日を限定し、運行している状況にあります。
 デマンド型乗合タクシーについては、決まった運行ルートを持たない区域型の交通手段として、利用者の自宅前から目的地まで移動が可能なことや、土日祝祭日等を除く平日は曜日を気にすることなく利用できること、また、これまでバス停留所が遠く利用できなかった方も利用できるようになる新たな交通手段として、今年9月からの運行を決定しました。この事業を実施する中で、市民の利便性向上のため、改善すべき点があれば見直しを図っていきたいと考えています。
 ご提案いただいた循環バスについては、今後の参考にさせていただきたいと思いますが、パークアンドライド方式については、本市の中心部が一般住宅、商店、旅館・ホテルが混在していることや慢性的な交通渋滞もないこと、また、公共交通機関が十分に発達していないことなどを総合的に判断すると、本市には合わない方式であると考えています。


No.49 個性のある温泉施設の整備による世界遺産登録について
【提言・意見】
 ハンガリーの首都ブダペストは、世界遺産に指定されています。80年代に温泉の資源再開発を行い、様々な時代の建築様式の温泉施設が市内に多数存在します。ハンガリー人は、温泉好きで、温泉と音楽を求めた観光客も多く、浴場、温水プール、ミストサウナ、ドライサウナがあります。温泉療法を使った病院もあり保険が適用されます。
 天童市をブダペストのような世界遺産にしたいと思います。天童は温泉が有名で、新幹線駅の近くに幾つもの温泉があります。最上川沿いにゆぴあ、道満にはのぞみ、運動公園にも温泉があります。しかし、どの温泉も同じような施設で、温泉めぐりができません。各ホテル、旅館は協力し合って個性を持った温泉施設を整備していただきたいと思います。
 温泉街に共同浴場があと3つは必要です。オルゴール博物館の跡に共同浴場を作ってはどうでしょうか。ららパークに温泉があったらいいという人もいます。

【対応状況】 所管課等:商工観光課、健康課、都市計画課
 温泉療法については、本年度から村山地域7市7町と観光関係団体で連携して取り組む、「めでためでた♪花のやまがた観光圏事業」の中で、天童温泉協同組合をはじめとする市内観光団体と連携し、温泉と舞鶴山等の高低差を活用した健康ウォーキング等を取り入れた、天童型クアオルト事業として取り組む考えです。
 また、天童市内だけでなく7市7町の各温泉の成分や効能の違いによる「はしご湯治」事業にも取り組み、観光誘客を図っていきます。
 なお、ご提案のような個性を持った温泉施設の整備を図ることについては、天童温泉協同組合に伝えていきたいと考えています。


No.50 わくわくランドへのコンサート誘致及び高原の里交流施設を活用した企画について
【提言・意見】
 天童市民文化会館大ホールは、抜群の音響を誇ります。また、わくわくランドの野外ステージも素晴らしいです。クラシックや合唱、ジャズ、ロック、演歌などの発表の場として安く使えるようにしていただきたいと思います。
 以前は市内でジャズコンサートが開催されていましたが、蔵王に移ってしまいました。その蔵王のジャズコンサートも開催されていません。わくわくランドの野外ステージで開催するジャズコンサートを誘致していただくなど、いろんな企画を市で募集してください。
 田麦野冬のアートキャンプの企画についてですが、田麦野小学校跡の体育館は、抜群の音響を誇り、ダンスや演劇の発表の場、合宿の場として最高です。教室にテントを張って自炊合宿ができるなら、全国から芸術家の卵たちが集まってきます。農林業を手伝いながら定着する芸術家も多いだろうと思います。山梨県白洲の夏のアートキャンプ白洲が参考になります。雪は都会人にとって憧れなのです。

【対応状況】 所管課等:文化スポーツ課、生涯学習課
 市民文化会館大ホールは、今後とも市民の芸術活動の発表の場としてご活用いただくとともに、良質で豊富な芸術鑑賞の機会を提供していきたいと考えています。
 また、わくわくランドの野外ステージは、「山形国際ジャズフェスティバルin天童」に代わる「ジョンダナフェスティバル」が今年で4回目を数え、同ステージで開催される代表的なイベントとして定着してきました。これからも、様々な催し物の会場として活用していきたいと考えています。
 高原の里交流施設「ぽんぽこ」では、東北芸術工科大学の「芸術工房村」を誘致して、様々な事業を行っています。
 市としては、田麦野の地域の方々と芸工大生との触れ合いを大切にしながら、今後色々な企画に発展させたいと考えています。


No.51 天童オルゴール博物館の存続について
【提言・意見】
 天童オルゴール博物館はこの10年、天童市のわくわくランドを中心に天童温泉観光発展に非常に貢献してきたと思います。この比較的新しい観光スポットがガイドブックから消失してしまうのは、今後中国や韓国からの観光客を誘致しようと頑張っている温泉観光関係者には、非常に大きなダメージになりかねません。
 また、天童市に住みたいと思っている県内の若い方々に対しても負のイメージを持たれてしまい、経済的な勢いを感じる東根市や山形市に将来、人口を奪われてしまう恐れもあります。
 私自身、5年前に首都圏からUターンした際、オルゴール博物館を含めたわくわくランドに注目し、新たな活動の地としました。
 物産館などは、書店に変わりましたが、良い意味で地元民が集うようになりました。折角、築いた振興の火を消してはいけません。一企業の問題では無いと思います。「博物館自体の赤字はさほどでも無い。会社の方針」とスタッフの方は言っていました。経営体質改善、適切なリストラなどで対応可能なようです。
 土地、建物、オルゴールが売りに出ているとのことですが、天童市が何らかの形で経営継承できないのでしょうか。どうぞご検討の程、宜しくお願いします。

【対応状況】 所管課等:商工観光課、都市計画課
 わくわくランドの観光拠点施設である天童オルゴール博物館の閉館については、本市としても非常に残念に思っています。
 閉館後の土地・建物等の利用については、現在所有している会社で一括して売却を行い、オルゴールをベースとした施設として継続していただける方を探しているとのことであります。
現段階では会社の方針どおり、一日も早く営業を再開されることを願っており、動向を見守っていきたいと考えています。


No.52 デマンドタクシー利用に係る精神障がい者割引の適用について
【提言・意見】
 デマンドタクシーの精神障がい者割引を適用すべきではないでしょうか。身体・知的・精神の三障害が同一に扱われるようになって久しいですが、天童市ではデマンドタクシーの導入において精神障がい者割引を行わないとのことですが、これは憲法・信義律に反します。
 精神障がい者は、幻聴、幻覚、自殺等、誇大妄想に悩まされています。通院費用もかさみ、自家用車運転により交通事故を起こす確率が高く、デマンドタクシーの割引は必要です。

【対応状況】 所管課等:生活環境課
 このたび運行を予定しているデマンド型乗合タクシー運行事業についても、市営バスと同様に精神障がい者福祉手帳の交付を受けている方に対し割引料金の設定を考えています。
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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