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まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

天童中部まちづくり懇談会

No.1 天童中部公民館トイレの洋式化とエレベーターの設置について
【提言・意見】
 天童中部公民館の全面改築を行うときは、高齢者が利用しやすいように、トイレの洋式化とエレベーターの設置をお願いします。

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 現在、洋式の便器は、1階の男女トイレに各1器と2階に車椅子対応として1器あります。いずれもカーテンで仕切られている簡易なものであることから、平成25年度中に改修を行います。
 また、エレベーターの設置については、昨年度までは耐震診断の結果を待って判断する旨回答いたしましたが、今回、耐震化工事は必要がないという結果が出ましたので、平成25年度中に改修を行います。


No.2 糠塚山東側の2つの危険性について
【提言・意見】
 老野森の役員会で、糠塚山の東側が急斜面で、地滑りや冬には小規模の雪崩の危険性があると指摘されました。山の東側は通学路に指定されており、幅員3メートルほどの狭い道を子どもたちが歩いています。その傍を車が往来し、天童高校の生徒の自転車が通るため大変危険です。急斜面と狭い道路という2つの危険が潜んでいます。

【対応状況】所管課等:建設課・教育総務課・市長公室
 糠塚山の斜面の状況と東側の道路の状況等について、平成24年6月4日に市内の土砂災害危険区域の巡回に合わせ現地を調査しました。市の防災関係職員のほか、県の土砂災害担当職員からも見ていただいたところ、土砂災害の危険性は低く、安定しているとの見方でありました。
 また、糠塚町内会役員の方からも立会いしていただきましたが、樹木伐採により周辺住宅への倒木の恐れもなくなり、東側道路周辺も明るくなったことにより、防犯面でも改善され、特に支障を感じていないとのことでした。
 道路幅については、南側の部分は宅地開発行為で余裕のある道路になりましたが、北側については住宅が密集しており、現在のところ拡幅は容易ではない状況ですので、運転手も歩行者も交通安全意識を高め、事故防止に努めていただきたいと考えています。


No.3 舞鶴山の松くい虫被害への早急な対応について
【提言・意見】
 舞鶴山の松の木が30本ほど真っ赤になって枯れているところがあります。このままだと、松の木が無くなるのではないかと心配しています。年に1回の駆除では追いつかないのではないかと思います。
 第六次天童市総合計画で、「緑のある住みよい環境のまちづくり」を目標に掲げているわけですので、早急な対応をお願いします。

【対応状況】所管課等:農林課
 毎年春と秋に松くい虫による被害調査を行い、発見された被害木の伐倒駆除を実施しています。春の調査で枯損が確認されている270本については、7月末までに伐倒駆除を実施しました。更に秋にも行い、合せて1,212本の被害木の伐倒駆除を実施しました。また、予防のため、毎年6月に薬剤の地上散布を行っています。なお、守っていかなければならない松については、地上散布のほか、薬剤の樹幹注入による予防も、コストや樹体への影響も考慮しながら、検討しなければならないと考えています。
 ナラ枯れについては、6月に224本の立木に予防のための薬剤の樹幹注入と11月に111本の被害木の伐倒駆除を実施しています。
 被害が終息するまで、引き続き防除事業を続けていきます。


No.4 公衆街路灯へのLED電球の積極的な導入について
【提言・意見】
 老野森3町内会の公衆街路灯は7箇所設置されていますが、蛍光管の交換等で毎年2万円ほどの経費を負担しています。1箇所だけLED電球に交換しましたが、明るく照らす範囲が広いのでとても良好です。
 市の公衆街路灯設置補助事業は新設のみが該当し、既存の街路灯の更新は該当せず、とてもがっかりしました。
 東根市は7年間で3,600箇所にLEDを導入し、米沢市では、申込みが殺到したため、200万円の予算を669万円の増額補正予算を組んで対応するという報道がありました。
 LED化のメリットは、電気代が半分になること、まちが明るくなることなど投資効果が期待できます。天童市は財政が比較的豊かなので、一括導入など、もう少し先行投資をしていただきたいと思います。経費の面も考えて、より積極的な対策を講じてください。

【対応状況】所管課等:生活環境課
 今年度に、愛宕沼の北側とスポーツセンター周辺で、LED公衆街路灯の実証実験を行いました。照度測定のほか、見やすさや歩きやすさなどの数項目について検証し、公衆街路灯としての機能に問題はなく、効果も十分にあると判断したところです。その結果を受け、市では、既存の公衆街路灯と通学路灯を5か年でLED灯の器具に交換することにしました。また、町内会等の負担を軽減するため、平成25年度から交換に要する費用は、市の負担で行います。


No.5 胃カメラによる胃がん検診の推進について
【提言・意見】
 この20年間、天童市民の死亡原因の第1位はがんであり、その上位を占めるのが胃がんです。胃がん検診を医療機関で受ける場合、最近の医学の発達により、バリウムを飲まず、初めから胃カメラでの検査が増えています。最近開業した医院では、胃カメラでの検査しかしません。組織を採取できることや検査の精度が高いことが挙げられます。
 バリウム検査の場合、市からの助成は8,000円ですが、胃カメラの場合は4,000円しか出ません。その差額は、医療機関が負担している状況です。市に改善を求めても、「医療機関で考えてください。」との回答です。医療機関の参加も増えません。

【対応状況】所管課等:健康課
 市の集団健診については、山形県健康診査実施要領に基づいて実施しており、胃がん検診は、日本消化器がん検診学会の方式による胃部エックス線撮影とされていることから、検診ではバリウム検査を実施していただいています。内視鏡検査については集団健診の対象外とされていますが、受診者によっては、エックス線撮影が不向きな方もおられることとを考慮し、医療機関の判断のもと実施していただいています。
 なお、この件は、医師会との連絡会議等の中で協議させていただくべきものと考えています。


No.6 使用に耐えられない消火栓用ホースの更新について
【提言・意見】
 東交り江では、春と秋の2回、消防署の職員を派遣していただき、講習会を開催しています。昨年の訓練時に穴が開いている消火ホースを4本発見し、町内会で補修しました。
 ホース更新の助成について市にお願いしましたところ、要望に応えていただきましてありがとうございました。
 他のホースも徐々に老朽化してくると思いますので、その時もよろしくお願いします。

【対応状況】所管課等:消防本部
 火災等の災害時には、消火栓による地域住民の初期消火活動が被害の軽減に重要なことから、経年劣化等による穴や亀裂により、消火活動の使用に耐えられない消火栓用ホースの更新については、本年度から補助制度を設け、市全体で324本の更新補助を行いました。市内には、1,400基ほどの消火栓に格納箱が併設されており、今後も、初期消火に最も重要なホース更新への補助を継続したいと考えています。


No.7 市道の美化及び維持管理の取組みについて
【提言・意見】
 昨年の懇談会で、市役所付近の道路等に雑草が生え、きれいでないと申し上げました。即日、シルバー人材センターの人がきれいにしていましたが、この話題は毎回出されています。つつじの中に生えた雑草が特に目立ちます。
 “もみじの天童”と歌われていますが、国道13号から市役所に来る天童大江線の街路樹の下に雑草が目立ち、非常に見苦しいです。「美しいまちをつくりましょう」という市民憲章を掲げているまちとして非常に残念です。
 雑草のない町内会は、花いっぱい運動などの活動が盛んで、道路もきれいになっています。
 公園維持管理協力員のようなしくみを道路の維持管理に取り入れられないでしょうか。

【対応状況】所管課等:財政課・生活環境課・建設課・都市計画課
 本市では、市環境衛生組合連合会と連携して、各地域で一斉清掃や花いっぱい運動など、環境美化に取り組んでいます。
 また、地域住民が歩道の美化活動に積極的に取り組めるよう、その活動を実施する団体を対象として市が支援する事業を行っています。内容としては、市が奨励しているマツバギクの苗の提供や、除草、ゴミ拾い、植栽低木の維持管理などに対する謝金の交付などです。
 これからも、継続して環境美化運動を推進していきますので、雑草のないきれいな地域を維持していくために、沿道の皆さまの御協力を賜りますようお願いします。
 市役所周辺の美化については、年数回業者に委託しているほか、毎月市管理職会が自主的に実施しています。さらに昨年度は、各部ごとの有志による雑草取りも6回実施いたしました。今年度も、より一層市役所周辺の美化活動に努めてまいります。


No.8 投票所統廃合の見直しについて
【提言・意見】
 選挙の際の投票所数が減少するとお聞きしました。市立図書館の投票所は、6、7人の職員がおり、その間は何ら言葉を交わすわけでもなく、ただ投票用紙を受け取り、投票しています。投票用紙の自動交付機のような機械があれば、人員を減らすことができるのではないでしょうか。また、投票用紙の読み取りを機械化すれば、開票のスピードアップにもなるし、人員の削減になるのではないかと思います。
 投票所を統廃合すれば、自宅から投票所までの距離が長くなり、投票率の低下につながるため、市民が市政に参画する機会を奪うのではないかと思います。市で市民参画を求めていながら、市民参画を妨げることになります。
 若干の手直しはしかたないですが、大幅な投票所の削減は考え直していただきたいと思います。

【対応状況】所管課等:選挙管理委員会事務局
 現在53か所ある投票所の統廃合については、市行財政改革大綱等により、経費の節減、投票受付システムなど選挙事務の効率化、駐車場の確保・バリアフリーなど投票環境の整備を図ることを目的に、投票所配置の見直しを行うものです。
 選挙管理委員会では、御指摘のほか、各地区町内会長等からの意見や要望を踏まえて、27か所に統廃合し平成25年7月の参議院議員通常選挙から実施します。
 また、開票についても、自動読取機の採用によるスピードアップをはじめ、開票事務の効率化に取り組んでいるところです。
 選挙管理委員会としても市政への市民参画の重要性は十分認識していますが、投票所の統廃合は、避けては通れない問題と考えていますので御理解をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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