行政

広聴

まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成3­0年度 天童中部まちづくり懇談会

No.1 河川の堆積土砂について
【提言・意見】
 泉町内には、倉津川と古瀬川が流れ、毎年、町内会で河川清掃をしていますが、2つの川の合流地点から古瀬川上流にかけては、非常に多くの堆積土砂が溜まり、草刈りに大変苦労しています。
 堆積土砂に雑草が勢いよく生い茂り、事前に有志で刈払機を使用して草刈りを実施したこともありますが、草の成長に環境が良いためか草丈が長く、刈払機に絡まり危険だということで、現在は、手で草を刈っているのが実態です。
 4年前にも堆積土砂を除去していただいたようですが、今後も状況を見ながら対応をお願いしたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 砂防指定の河川においては、毎年、県と市が合同で現地を点検し、堆積土砂等が川の流下能力に支障となってきた場合は、県で必要な対応を実施しています。泉町地内の古瀬川については、平成26年度に堆積土砂の除去をしていただいたところですが、実施から約4年が経過していますので、再度、村山総合支庁河川砂防課に、堆積土砂の除去をお願いしています。
 県からは、「現地を確認したところ、現段階では川の流下能力に支障があるとは認められず、除去が必要な状態ではないが、今後、河川パトロールで定期的に状況を観察していく。」との回答がありました。
 

 


No.2 登下校時の安全対策について
【提言・意見】
 5月初めに新潟県で少女殺害事件がありました。昨年も同じ時期に同様の事件が千葉県で発生し、まちづくり懇談会で、その対策について発言しました。その時の回答では、「学校では、1人で下校することがないように指導している」ということでした。しかし、やはりどうしても1人になってしまうことはあると思います。
 また、「通学路の危険箇所については、合同点検を実施し、警察署、道路管理者などと連携して、必要な対策を検討し、対応可能なものから実施している。」という回答がありましたが、こちらの進行状況など説明いただければと思います。

 

【対応状況】所管課等:教育総務課、学校教育課
 学校の登下校時の指導については、決められた通学路を通る、不審な点はすぐ家庭、学校、警察及び大人に知らせるほか、小学校低学年では、下校班を編成し集団での下校、中高学年では、同じ方面の子ども複数で下校するなど、できるだけ一人で下校することのないように指導しています。
 ただ、下校時に1人になる場合もありますので、学校、家庭及び地域の皆様などが一体となって、子どもを見守っていただくことが最善の安全対策であり、犯罪の抑止力の高まりにつながるものと考えています。今後とも地域の皆様の御協力をお願いします。
 また、天童中部地域の通学路の危険箇所については、市、教育委員会、学校及び警察署などが、6月26日に合同点検を行い、交差点部の止まれや外側線の再塗装などの交通安全上の対策を検討し、対応可能なものから実施していきます。
 

 


No.3 子ども会活動について
【提言・意見】
 子ども会に対して、関わりたくないとか、面倒くさいといった声が増え、運営が難しくなっています。教育委員会からも、地域の教育の場として、子ども会や学童などのバックアップをしていただき、学校、地域、家庭が連携した見守り体制ができればと思っています。
 いずれ地域を担っていく世代を育てていくことは大事ですので、御協力をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 少子化の進展により、地域の子どもの数が減少し、役員のなり手が不足するなど、子ども会活動が困難となっていることは、各地域の共通の課題であります。
 市としては、地域全体で、親子の学びや育ちを温かく支援することができるよう、気軽に相談や交流のできる地域の活動を推進するとともに、地域活動の拠点である市立公民館を通して、地域の実情に応じた支援やコーディネートを行っていきたいと考えています。
 また、市の連合組織に対しては、補助金の交付や事務事業に対する支援、リーダー養成のための明治大学連携「てんどう未来塾」などの事業を通して、今後とも、各団体の支援に努めていきたいと考えています。
 

 


No.4 明治大学・天童市連携事業について
【提言・意見】
 明治大学との連携事業について教えてください。生涯教育はとてもいいことだと思います。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 明治大学・天童市連携事業は、明治大学の協力のもと、生涯学習に関わるものとして「てんどう笑顔塾」、地域リーダー養成講座である「てんどう未来塾」、女性を対象とする「てんどう女性塾」の3つの講座を開講しています。
 「てんどう未来塾」については、受講しやすいカリキュラムに見直し、受講された方が、地域行事や地域づくりのリーダーとなるなど、受講者の皆様には、様々な場面で活躍いただいているところです。
 

 


No.5 老人クラブ補助金の申請方法について
【提言・意見】
 老人クラブには、会員1人当たり500円の助成金をいただいています。助成金の申請には、総会で承認された事業計画書や収支予算書を利用しますが、総会後、助成金申請までに約1か月半の時間的なずれが生じるため、その間に新規入会や退会などがあり、会員数が増減してしまいます。それに伴い、助成金の金額も変わるわけですが、その場合には、書類を変更する必要があり大変煩わしいです。
 老人クラブ連合会に納める会費等もありますので、老人クラブ連合会が一括して助成金を申請し、そこから会費を差し引いた金額を、各町内会の老人クラブへ配分するような申請の方法を検討していただけないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:社会福祉課
 老人クラブへの補助金は、「天童市福祉関係団体活動育成費補助金」として、天童市老人クラブ連合会に交付されるもの、単位老人クラブに交付されるもの、単位老人クラブが地域で園芸活動を行う場合の、老人趣味の園芸クラブに交付されるものの3つがあります。毎年、単位老人クラブへの補助金については、連合会に加入していない老人クラブを含め、50前後のクラブから、老人趣味の園芸クラブへの補助金については、30前後のクラブから、申請をいただいている状況です。
 御提言ありましたように、連合会に加入している単位老人クラブであれば、連合会から一括して申請いただくことも制度上は可能です。今後、その取扱いについては、連合会と協議しながら、対応を検討していきたいと考えています。
 

 


No.6 空き家対策について
【提言・意見】
 空き家問題の解決に向けては、行政だけではなかなか難しい部分があると思います。民間の力、例えば不動産業者や行政書士、建設会社などの協力を得ながら、プロジェクトチームを立ち上げるなど、きっかけを作っていくことが必要なのではないでしょうか。
 鶴岡市では、NPO法人がランドバンク事業に取り組むなど、優良な事例がありますので、調査・研究していただき、天童市としての空き家対策をぜひ検討していただければと思います。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 空き家対策については、様々な形の中で、民間の不動産業者などからの協力をいただきながら対応していかなければ、空き家の数は増え続けるものと思われます。
 本市では空き家の利活用を図るため、空き家バンクの取組みを行っています。これまで20件の空き家が登録され、そのうちの10件が成約しました。空き家バンクについては、登録数が少ない状況であるため、不動産業者などが所有する空き家も市ホームページで紹介しながら、空き家の利活用を図っていきたいと考えています。
 県内では、鶴岡市をはじめ、上山市など、先進的な取組みを行っている自治体があります。事例として、上山市では、山形県住宅供給公社、東北芸術工科大学と連携し、リフォームをした空き家を販売するといった取組みを実施しています。鶴岡市、上山市などを含め、様々な事例を調査・研究しながら、空き家の利活用を図っていきたいと考えています。
 

 


No.7 バランスのとれたまちづくりについて
【提言・意見】
 今後10年、20年を考えると、泉町でも多くの空き家が出てきます。コンパクトシティという考え方があるかと思いますが、市街地と山間地のバランスを考えながら、10年後、20年後を見据えたまちづくりをしていただければと思います。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 本市では、市街化区域と市街化調整区域を区分して土地利用を行い、市街地を中心としたコンパクトシティの方向での整備を行いながらも、一部の周辺集落においては住宅団地開発などを行ってきました。
 しかし、周辺集落では人口減少が進み、コミュニティの維持に向けた新たな宅地開発などの要望が寄せられている状況にあります。将来のまちづくりに向けて、こうした地域の要望を受けとめながら、市街地と集落部のバランスのとれたまちづくりを目指していきます。
 集落部の空き家対策としては、今年4月1日から集落部における宅地開発について規制緩和を行い、空き家の宅地開発や面積の大きい空き家の宅地分譲について要件を緩和しています。
 

 


No.8 市立公民館のAEDについて
【提言・意見】
 各市立公民館のAEDを外に設置することは可能でしょうか。緊急時には、公民館が開いていないことも考えられますので検討をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 各市立公民館のAEDについては、平成31年度改築予定の津山公民館を除いて、玄関付近の外側に移設しました。緊急時、公民館が開館していない場合も使用可能となっています。
 

 


No.9 倉津川法面のブロック補修について
【提言・意見】
 昨年度のまちづくり懇談会で、倉津川法面のブロックの補修をお願いしたところ、早急に対応していただき、ありがとうございました。さらに補修が必要な箇所について、工事をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 倉津川を管理する村山総合支庁河川砂防課に確認したところ、「今年度は、昨年度実施した箇所の対岸部分を補修する予定としている。」との回答がありました。
 補修が必要な箇所があれば、改めて県にお願いしていきますので、御指摘いただければと思います。
 

 


No.10 市道清池南小畑線について
【提言・意見】
 市道清池南小畑線が開通し、非常に便利になりました。この道路は、基本的に2車線なのですが、1か所だけ車線が減少する所があります。全区間を通して2車線となるのはいつごろでしょうか。
 また、冬期間、路面が圧雪やアイスバーンの状態である時に、単独で事故を起こしている車を多く目撃しました。直線でスピードを出しやすく、運転手も注意しなければならないと思いますが事故が心配です。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 金谷交差点には信号機が設置されていない状況であるため、安全対策上、4車線を2車線に絞り、供用を開始しています。信号機の設置は、警察、公安委員会が行いますので、市では、昨年度と同様に当該交差点への信号機の設置について、引き続き要望しています。天童警察署では、市内で、最優先に設置すべき箇所として要望していくということです。
 今年の冬は非常に寒く、アイスバーン状態となり2回、3回と除雪しなければ、路面のアスファルトまで掃ききれないというような状況でありました。
 直線でスピードが出やすい道路ですので、運転手の皆様には十分に注意して走行していただきたいと思います。
 

 


No.11 主要地方道山形天童線の延伸について
【提言・意見】
 旧国道13号は、冬期間、国道48号から北部工業団地まで車の列でつながります。そういった状況ですので、主要地方道山形天童線がいつごろ空港まで延びるのか進捗状況を教えてください。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 主要地方道山形天童線は、乱川地区から北側に延伸し、山形空港の西側に通じる路線になります。当該路線は県で整備していますが、平成29年度から事業化、調査測量を実施し、今年度は、乱川に架かる橋の設計に入ると伺っています。
 最終的な事業完了年度については、橋の建設費用など多額の事業費を要することなどから、県の予算の関係もあり、現在のところ未定でありますが、着々と事業を進めていただいていますので御理解をお願いします。
 

 


No.12 天童中央第四学童保育所の避難はしご改善について
【提言・意見】
 昨年度のまちづくり懇談会でお願いした、天童中央第四学童保育所(旧天童市保健センター)の避難はしごの改善について、現在の進捗状況を教えてください。

 

【対応状況】所管課等:子育て支援課
 現在、救助袋と呼ばれる避難器具の設置を検討しているところです。救助袋は、布製で、平常時は2階の居室に保管し、緊急時のみ窓枠から降下させ、下部を固定したうえですべり台を滑るように避難する器具となります。
 設置場所や降下後の避難経路などについて引き続き検討し、早期に安全確保が図られるようにしたいと考えています。
 

 


No.13 市内の待機児童数について
【提言・意見】
 待機児童については、昨年36人ということでお伺いしました。現在の待機児童の状況を教えてください。

 

【対応状況】所管課等:子育て支援課
 平成30年4月1日現在、本市の待機児童数はゼロとなりました。しかし、認可保育所等への入所を希望された方が、全員希望どおりに入所できた訳ではありません。希望施設以外に空きがあった場合でも、送迎等の都合で断念された方や、希望施設に空きがなく、認証保育所へ入所された方も相当数いらっしゃいます。こうした方々は、集計上待機児童数にはカウントされませんので、今後、意向を確認しながら、随時入所可能な施設の情報を提供するなど、丁寧な対応に努めます。
 平成30年4月の入所に向けた申し込みにおいても、1歳児を中心とした3歳未満児の保育需要は増加傾向にあり、就業意識の高まりによる働き方の変化や、世帯分離による核家族化の進展などの要因がその背景にあると推察しています。こうしたニーズに対応するため、現在、平成31年4月の開園に向け、認定こども園1施設、認可保育所1施設、小規模保育事業2施設の整備または移行を支援しています。今後も保育需要を適切に見極めたうえで、届出保育施設の認可化移行を促進するなど保育の受け皿の確保に努めていきます。
 

 


No.14 主要地方道天童大江線跨線橋の融雪装置について
【提言・意見】
 新寒河江街道(主要地方道天童大江線)の跨線橋には、地下水を利用した融雪装置が設置されていると思いますが、装置がしっかり作動していないのか、融雪されているところと凍結しているところが交互に現れるような道路状況になります。また、道路には水が流れ、その水が凍結したりしていることも見受けられます。特に東側は跨線橋を下るとすぐに信号機があり、追突事故などが心配されますので、確認をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 主要地方道天童大江線は、県の管理となりますので、村山総合支庁道路課へ御提言をお伝えしています。
 県からは、「主要地方道天童大江線の老野森跨線橋の西側部分については、地下水を利用した無散水消雪を冬期間稼動していますが、気温や雪の降り方によっては一部消雪が追いつかない部分も発生している状況です。これまで小規模な修繕を実施し、今後も施設点検等を行い、冬期間の通行に支障ないよう万全を尽くしていきます。」と回答がありました。
 

 


No.15 市道柏木久野本線の修繕について
【提言・意見】
 国道48号から西に向かう市道柏木久野本線のアンダーパスには、数か所、大きな穴が開いています。埋めているところもありますが、またそこがへこみ、非常にでこぼこしている状態です。修繕していただけないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 市道柏木久野本線に開いた穴については、その都度補修していますが、抜本的な対策となっていませんので、今後大規模な補修を実施する計画であります。今年度は、その対策工法等の調査を予定していますので、当面は、パトロール車による路面点検の強化と早急な補修を行っていきます。
 

 


No.16 天童駅前の除排雪について
【提言・意見】
 天童駅前の除雪ですが、排雪しないために、バスの停留所、駐車場が雪でいっぱいになり、交通の支障となっています。天童駅前は天童の顔だと思います。予算の関係もあると思いますが、観光客や利用者がスムーズに通れるように、排雪までしっかりと実施をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 除雪は、あくまでも道路の雪を道路脇に寄せるという形で、排雪については、路肩の雪の高さが1メートルを超えた場合に実施するという基準を設けて行っています。排雪に当たっては、広い道路、生活道路の狭い道路など様々な道路がありますので、まずは、どうしても車が通れないような状態になる狭い道路を優先して実施している状況です。
 天童駅前は、本市の顔でありますので、十分注意しながら、今後、除排雪を行っていきたいと考えています。

 
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

免責事項について アクセシビリティについて リンク集 サイトマップ
ページトップへ画像