行政

広聴

まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成27年度 蔵増まちづくり懇談会

No.1 新蔵増公民館の建設について
【提言・意見】
 平成28年3月の完成に向けて、現在、新蔵増公民館の建設が進められていますが。工事の進捗状況を教えてください。成生公民館や高擶公民館に比べて遅れているようですが、来年3月に間に合うのでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 木材の需要が増加していることなどから、柱や梁に使用する集成材の納入が予定より遅れ、成生公民館及び高擶公民館と比べ木工事の着工が遅くなりました。その後、工事は順調に進んでおり、当初の予定どおり、2月中には完成する予定です。その後、工事の検査、引越しなどを行い、3月中に供用を開始する計画となっています。
 

 


No.2 都市計画の線引き制度の概要について
【提言・意見】
 天童市や山形市は線引き都市計画が導入されており、東根市や寒河江市などは導入されていないと聞きました。これらは、どのような経緯で違いが出ているのか、また、この制度の良い点・悪い点を教えてください。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 「市街化区域」と「市街化調整区域」の区域区分いわゆる線引きの制度は、昭和43年の都市計画法制定の際に定められ、市街地の無秩序な拡大の防止や計画的な公共施設の効率的な整備を目的としています。
 山形県では、県都山形市を含めた上山市、山辺町、中山町及び本市の3市2町が、本県の産業、文化及び行政の中心を担っていることに鑑み、無秩序な市街化を防止し計画的な市街化を図る必要があると判断し、昭和45年3月30日に県内他地域に先駆け山形広域都市計画区域に線引きを行いました。
 線引き都市計画区域は、(1)無秩序な市街地の拡大による環境悪化の防止、(2)計画的な公共施設整備による良好な市街地の形成、(3)都市近郊の優良な農地との健全な調和が図られる等のメリットがあり、今日における本市のまちづくりに反映されています。
 非線引き都市計画区域と比較すれば、市街化調整区域での開発基準は厳しくなりますが、開発許可要件を満たせば住宅団地等の開発等も可能です。
 

 


No.3 市西部地区の開発について
【提言・意見】
 都市計画マスタープランについて話を聞きましたが、蔵増を含む西部地区に対しては、自然と調和した街づくりを目指すということであり、今後、市としては大きな投資を考えていないという内容でした。このままだと現状維持または衰退する一方だと感じています。市長としての考えをお聞かせください。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 蔵増地域は、水田農業を中心とした果樹栽培との複合経営による農業が盛んなことや、歴史的な景観や豊かな自然など優れた資源があり、東北中央自動車道の天童ICが地区内に立地するなど恵まれた環境にあり、今後とも交流人口の拡大が期待できる地域です。特に天童IC周辺では、天童インター産業団地の整備を進めており、企業の進出とともに地区内の雇用機会の増大や、雇用に伴う地区内への住宅需要の喚起も考えられます。産業団地に就業される特に子育て世代の方々から通勤の負担が少ない蔵増地区に定住していただけることを期待しています。
 市としては、住宅需要の動向を見据えながら、今後とも優良田園住宅や地区計画の制度を十分に活用していただけるよう、民間事業者の開発に係る相談に適切に対応するとともに、山形県住宅供給公社とも協議していきます。
 

 


No.4 中学生のいじめ問題について
【提言・意見】
 中学生がいじめを苦にして自殺した問題について、ニュースなどの報道では、学校側の被害者に対しての対応が多く報道されていますが、いじめをした本人達に対してはどのように対応しているのでしょうか。そのまま放置しておけば、生徒たちも変わらず、今後、先生たちの指導なども効果がなくなってくるのではないかと懸念しています。今後の指導の方向性や考えをお聞かせください。

 

【対応状況】所管課等:学校教育課
 今回のいじめに対する指導については、校長による生徒及び保護者との面談を通して、継続した指導を行っています。問題に対してしっかりと子どもたちを向き合わせ、相手の痛みを受け止めることなど、心に届くような指導に全力を尽くしているところです。時間はかかりますが、丁寧に、繰り返し指導を続けていくことが大切だと考えています。
 教育的な指導で生徒たちを立ち直らせることが、私たちの務めだと考えていますので、御理解をいただきたいと思います。
 

 


No.5 天童インター産業団地の雨水排水対策について
【提言・意見】
 天童インター産業団地の雨水排水対策では浸透桝を活用するそうですが、当該土地は粘土質のため、水が浸透しない土地だと思います。市担当者からは、基準に沿った排水を確保し、調整池もあることから地下浸透量が少なくても問題ない、という回答を得ましたが、水害を考える会としては、天童インター産業団地開発による蔵増地区などの下流域への水害を危惧しています。
 市として、想定以上の豪雨時などの災害対応はどのように考えているのかお聞かせください。

 

【対応状況】所管課等:産業立地室
 天童インター産業団地全体の総面積である14.4ヘクタールを基準として調整池を設計していますので、技術基準上は十分対応できるものと考えており、県の指導もいただきながら進めているところです。
 現状では基準に合った形で整備を進めていますので、御理解をお願いします。
 

 


No.6 天童インター産業団地への防災施設の設置について
【提言・意見】
 現在、天童IC付近の下水処理場跡地には工業団地が整備されていますが、その一角もしくは隣接する土地を確保して、災害時の備蓄倉庫機能を持った防災施設(仮称防災センター)を設置していただけないでしょうか。
 非常時の支援物資等の運送は、高速道路が利用されると思いますので、ICが近いという利点を活かし、大規模災害に備えていただきたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:危機管理室
 本市の地域防災計画では、大規模災害発生の際は、市のスポーツセンターを拠点とし、食料や生活物資などの集積場所として活用することとしています。このため、現時点で御提言の箇所への防災施設は考えていませんので、御理解をお願いします。
 

 


No.7 水門管理者への手当について
【提言・意見】
 近年は、ゲリラ豪雨等により、河川の水量が一気に増水することが増えています。それにより河川の水が逆流しないよう、樋門、樋管の開閉は管理者である土地改良区の役員が行っています。その手当については、土地改良区から年間手当を若干もらっているようですが、同じような役割を担う国直轄の最上川の管理人に比べて少ないようです。
 土地改良区役員とはいえ、市の災害時に出動しているわけですので、災害対応として市から手当を支給するような支援をお願いできないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:農林課
 水門を管理している天童土地改良区によると、水門の開閉操作は地元の方にお願いしており、その手当は、年間定額の手当と実働時間に応じた手当を支給しているとのことです。
なお、行政からの支援としての手当支給は考えておりません。
 

 


No.8 降水量観測所の設置について
【提言・意見】
 降水量の情報は非常に大事であり、迅速かつ正確に把握する必要があると思います。天童市の場合、老野森の降水量は山形市の大森の観測所での数字になっています。天童市の中心市街地には基準となる観測所がありません。公式な降水量が測量できる観測所をぜひ市街地に造っていただきたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:危機管理室
 観測所については、県で設置しており、それらの情報を有効に活用していくことが重要ですので、現時点で観測所を新たに造ることは考えていません。
 最近は、全国各地の雨量を把握する仕組みとして、気象庁が「気象ドップラーレーダー」を全国に設置し、詳細な降水量のデータを行政や一般市民に提供しています。現在の雨量のほか、30分後の雨量や累積雨量を把握できるもので、本市の防災対策に活用しているほか、誰でもインターネットでの閲覧が可能になっています。
 

 


No.9 田んぼダムの設置について
【提言・意見】
 現在、全国的に進められている新潟発の田んぼダムについて、山形県では庄内地方で一部、天童市では三郷堰土地改良区で試験的に行っていると聞いています。通常のダムに比べると費用対効果がかなり大きいと思われます。ぜひ天童市でも力を入れていただきたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:農林課
 田んぼダムは、田んぼの持つ多面的機能の一つ「貯水機能」を利用し、市街地や河川の洪水被害の軽減に役立てようとする取組みで、新潟県内を中心に取組みが進められているものです。本市でも昨年、土地改良区の関係者の皆さんと一緒に、実際にこの取組状況を視察してきました。今年度は、三郷堰土地改良区で実証試験を行ったとのことで、これらの結果などを基に、関係機関と今後の取組みについて相談させていただきたいと考えています。
 

 


No.10 通学路途中の産業廃棄物について
【提言・意見】
 蔵増小学校の小学校前から矢野目までの通学路の途中に、ねぎ屋さんからの産業廃棄物があり、悪臭がしています。ぜひ行政からの指導をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:農林課
 農業者から確認したところ、ねぎの皮などは、敷地内にある畑の土づくりに活用しており、酢をまいて臭い対策を行っているとのことでした。
 完璧な臭い対策がないことから、敷地内での土づくりを中止することを検討しているとのことでしたので、速やかに実行するよう農業者に依頼しています。
 

 


No.11 花いっぱい運動について
【提言・意見】
 市の花いっぱい運動についてですが、今年度は、予算の関係や苗の単価上昇により配布数量が希望数量よりも減ったため、蔵増支部では当初計画通りに運動できずに残念でした。
 来年に向けて、希望数量どおりに配布されるようぜひお願いします。もし予算的に厳しいのであれば、ふるさと納税による税収を、少しでも花いっぱい運動にまわしていただきたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:生活環境課
 平成27年度は苗の単価上昇により希望数量を配布することができず、花いっぱい運動を計画どおりに実施することができませんでした。
 平成28年度は、希望数量が配布できるよう努めていきますので、これまでどおり取り組んでいただきますよう御理解と御協力をお願いします。
 

 


No.12 天童ICの除雪について
【提言・意見】
 天童ICについて、料金所から県道に出るまでの道路の除雪が遅いように感じます。工業団地ができれば天童ICを利用する車も増加すると思いますので、ぜひ速やかな除雪をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 天童ICの料金所から主要地方道天童大江線までの区間(「ランプ」という。)は、県道管理者が除雪を行っています。
 県道管理者の村山総合支庁道路課に問い合わせたところ、降雪状況に合わせて、県道除雪と同時にその区間も除雪を行っており、除雪作業は午前7時まで完了するようにしていますが、大雪等の場合、通行に支障がない状態まで確保し、通勤時間を避けた午前9時から作業を再開して除雪を完了することになっているとのことですので、御理解をお願いします。
 
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

免責事項について アクセシビリティについて リンク集 サイトマップ
ページトップへ画像