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まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成23年度 高擶まちづくり懇談会

No.1 高擶駅周辺整備の進捗状況について
【提言・意見】
 高擶駅周辺の整備の要望については、平成23年3月に提出させていただき、すでに高擶駅から鳥居道踏切までの拡幅整備は実施していただくことになり、ありがとうございます。
 高擶駅西口から三本松街道までに幅員8メートル程度の南北を結ぶ道路の新設、高擶駅西口への駐車場、災害時の避難所を兼ねた子供たちの遊び場、親水公園の整備、高擶駅東口への屋根付駐輪場の増設及び駐輪区画の線引きを引き続き要望しますので、要望書提出後の進捗状況をお聞かせください。

【対応状況】所管課等:建設課・生活環境課・農林課
 高擶駅から鳥居道踏切までの拡幅については、今年度に平面測量を実施しています。平成24年度は路線測量及び用地測量、一部の用地買収を行う予定です。
 高擶駅西口から三本松街道までの道路新設については、鳥居道踏切までの拡幅整備後、市全体の緊急性、重要性、地域間の公平性等を総合的に勘案し検討していきます。
 高擶駅東口は青空駐輪が多く、公園としての利用が阻害されている状態ですが、西口の駐輪場は満車の状態であるため、東口の分を賄う余地はないようです。整然とした駐輪場にするためには、屋根付駐輪施設の増設が必要であると考えていますが、駅周辺全体の有り様について検討を要しますので、今後の課題とさせていただきます。
 農村部における公園の整備については、これまで農林補助事業により進めてきた経過がありますが、現在のところこうした補助事業はない状況にあります。
 今後、新たな公園整備については、整備の空白箇所を念頭に置いて整備に向けた一定のルールを定め進めたいと考えており、まずはルールの検討をしていきたいと考えています。


No.2 住民主導によるごみ減量化対策について
【提言・意見】
 平成22年度の一人一日当たりのごみ排出量は767グラムで、3市1町では本市が最も多くごみを排出しています。その原因は、啓発啓蒙を主たる取組みとする行政主導にあります。
 第六次天童市総合計画における平成28年度の一人一日当たりのごみ排出目標値である634グラムは、昨年度すでに村山市で達成されており、さらに開きが出てくると判断しています。他の市町に引き離されず、目標を達成するためにも、今こそ住民主導のごみ減量化対策を進めるべきです。
 ごみ収集した結果を、地区単位で公開すればごみ減量化に取り組んでいる地域では、次々に対策を取ることができ、その効果を見出すことができます。
 活動している地域とそうでない地域では、不公平感が生まれています。地区単位での測定が難しければ収集車単位でも構いません。
 ごみ減量化は、各地域づくり委員会の共通課題として検討されています。対策を委員会に委ねられれば、切磋琢磨により一気にごみ減量化が図られ、負担金の減少にもつながります。
 また、努力している地域に対して、貢献の奨励金として、負担金に相当する分の2分の1を還元していただきたいと思います。

【対応状況】所管課等:生活環境課
 収集車の増設、人員の増員、ローテーション等の様々な課題があり、効率性・経済性の観点から、地区毎のごみ収集を行うのは難しいと考えています。
 高擶地域だけの収集量を出すのは困難ですが、ブロック毎の収集実績の公表については、クリーンピア共立と協議しています。
 努力した地域に対する報奨は効果的なこともあると思いますが、努力をしている地域とそうでない地域の差を割り出すのは困難です。
 今年度の負担金は2億6770万円ですが、平成15年までは4億円台、平成21年度までは3億円台でした。減少する方向にありますが、努力すればまだまだ減少させることはできると思います。
 地域の皆さんと一緒になってごみを減量していくことは大事であり、地域からの排出量がわかれば努力の方法も変わってくると思います。


No.3 潤いのある「水の高擶」のまちづくり推進について
【提言・意見】
 高擶地区は湧き水が3百数箇所あったと言われていますが、現在はほとんど見当たりません。
 地域づくり委員会歴史部会が中心となり、同じような環境にある秋田県湧き水の里・六郷を視察し、高擶ですべきことを考えさせられ、今後は歴史ある高擶上水道や湧き水、堰等で潤いのある「水の高擶」のまちづくりを推進していきたいと考えています。
 上流の工業団地化により、高擶地区の地下水は年々悪化傾向にあります。水位の適正値がどの程度で、低下した場合は使用制限を行うのか、逆さ井戸を調整するのか等、もっと見える対応策を講じていただきたいと思います。
 高擶水源地が休止されますが、非常時には給水場として活用し、 水源地から公民館、小学校敷地内等へ直結した常時使用可能な水道を設置していただくとともに、高擶水源地から常時流水した川を設置し、有効に活用できるよう検討をお願いします。

【対応状況】所管課等:市長公室・水道事業所
 本市では、県から地下水位計の観測業務の委託を受け、昭和52年から高擶と成生の2箇所で地下水位を計測しています。高擶のデータを見ると、5メートル程度水位が下がっているという結果が出ています。この原因として、近くで行われた上下水道工事や側溝工事の影響があったのではないかと推測しているところです。
 地盤沈下が年間20ミリメートル以上になると地下水利用の規制がありますが、本市においては年間2ミリメートルから3ミリメートルしか下がっていないため、規制は難しい状況です。
 逆さ井戸については、市内に20箇所設置されています。その中で一番古い石鳥居の逆さ井戸が、震災で石垣の一部が崩れたため、修繕工事を行いました。
 今後とも、市と天童地区地下水利用対策協議会とで協力し、地下水の適正かつ合理的な利用と既存の逆さ井戸の適正な管理を行い、水資源の保全に努めていきます。
 高擶水源地には深井戸が2本ありますが、水位が地表面から下がっているため、取水ポンプで浄水池に汲み上げ、滅菌消毒をした後舞鶴配水池に送水し、各家庭に配水しています。
 八幡山第2配水池が完成すると、舞鶴配水池は廃止しますが、高擶水源地は、災害時の給水拠点として利用していきます。管理棟には、市内の水道施設の調整・管理を行うための計器盤が設置されており、今後も市内の水道施設の拠点として利用していきます。休止後は、年2回ほどの水質検査と定期的な取水ポンプの稼働で井戸を維持していきますが、水源池から自然に水が流出しないため、御要望の施設に常時水を供給することは難しく、また、滅菌消毒を行わないため、飲用には適さない水となります。


No.4 結婚応援策の強力な推進について
【提言・意見】
 高擶地区内には結婚されていない男性・女性がたくさんいます。結婚は個人、家庭、地域にとって一大事です。
 高擶は、このまま推移すると50年後には、人口が半分以下になると予想されています。
結婚していない理由は様々のようですが、「異性と出会う機会が少ない」が一番多いとのことです。
 市長は、3年前の市長選で「結婚促進策で少子化対策」の必要性を提起されました。高擶を元気にするためにも、一組でも幸せなカップルが誕生できますよう、応援策を強力に推進してください。

【対応状況】所管課等:市長公室
 婚活で重要なのは、本人と周囲の人が積極的に考えていただくことです。
 市が主体的に出会いの場を提供することや個人を紹介することは困難であるため、山形県の「婚活コーディネーター設置業務」を受託している「NPO法人元気netかほく」と積極的に情報交換を行い、婚活団体の事業情報について、市ホームページを活用して広報を行っています。また、市庁舎1階ロビーに婚活に係る情報提供コーナーを設置し、パンフレット等を配置して啓発活動に努めています。
 また、平成23年度から県域でのお見合いの設定を推進するため、「やまがたお見合いセンター」を設置していますので、活用ください。


No.5 一時停止白線の補修について
【提言・意見】
 高擶地区内の市道でT字路の一時停止白線は、5年前までは安全協会で白線の補修を行っていましたが、道路管理者ではないので白線を引かないよう要請があり、現在は安全協会では引いていません。消えて見えないところもありますので、補修をお願いします。

【対応状況】所管課等:生活環境課
 道路管理者以外は、一時停止白線の補修を行ってはならないとの指導だったようですが、より安全な事故防止対策活動として行う安全協会の補修については、道路管理者である市建設課の承諾を得れば可能ですので、以前と同じように地元安全協会支部に補修をお願いします。


No.6 通学路への交通安全立看板の設置について
【提言・意見】
 樋の口交差点から南方に向かう河原の市道は、小学校児童の通学路になっていますが、道幅が狭く、朝の通勤の車が徐行せず通るため、通学の児童にとってとても危険です。「学童に注意」等の看板の設置をお願いします。

【対応状況】所管課等:生活環境課
 交通安全のための立て看板については、安全協会のそれぞれの地元支部を通して設置の要望箇所を伺い、必要な箇所には設置していますので、具体的に要望していただきたいと思います。
 平成24年度から、段階的に交通安全基金を取り崩し、交通安全施設等の整備に充てられるよう検討していきたいと思います。それで足りない分は、市にいただく寄付金等も活用していきたいと思います。


No.7 主要地方道山形天童線と県道長岡中山線との交差点T字路への点滅灯等の設置について
【提言・意見】
 以前は、主要地方道山形天童線と県道長岡中山線との交差点T字路に標識がありましたが、信号機もないため、山形天童線から長岡中山線に入ろうとしている車がT字路を見逃し、そのまま直進してしまう場合が多く見受けられます。
 雨や吹雪の日は特に見にくくなりますので、点滅灯や回転灯等を設置してください。

【対応状況】所管課等:生活環境課
 横断歩行者を知らせるための有効な手段として、フラッシュスポットがあります。JAからの寄贈を受けている警察署が、必要な場所を選定し毎年設置しているようです。御要望の箇所については、警察署にお伝えします。
 しかし、常時点灯している回転灯については、近隣住民から苦情をいただいているところもあるため、適切な方法について検討したいと思います。


No.8 清池から高擶小学校までの通学路の改善等について
【提言・意見】
 清池から高擶小学校間の通学路の改善についてのお願いです。
 清池1町内の児童の通学路として利用している天童寒河江線と長岡中山線を結ぶ農道は、通学時に抜け道としてスピードを出して通る車がありとても危険です。中には児童をにらみつけて通り過ぎる車があり、朝から不愉快な思いをしなければなりません。この通学路をスクールゾーンにしていただけないでしょうか。そして、降雪時は通学前の除雪を徹底してください。
 また、下校時間が遅くなった場合に旧13号の主要地方道山形天童線を帰る際は、歩道が狭くてとても危険です。歩道幅を広げていただくようお願いします。

【対応状況】所管課等:教育総務課・建設課・農林課
 交通規制となるスクールゾーンの指定は、県公安委員会の判断になります。農道は農業の用に供するものであり、農家の方の交通を制限することにもなりますので、農家の方や土地改良区、交通安全協会等と意見交換を行い、地元の総意をまとめて公安委員会へ要望することになります。なお、法規制によらず自主規制の看板を地域の交通安全協会、PTA等で設置していただくこともできます。
 通学路の除雪は、できるだけ通学時間前に行うようお願いしていますが、幹線道路を優先させているため間に合わない場合があります。通常時には通学時間帯までに除雪が終了するようにさらに指導していきます。なお、学校では、積雪量や除雪の実施状況をみて、旧13号から三宅竹屋さんを通るコースを通学指導するなど、できるだけ安全に通学できるよう指導しています。
 主要地方道山形天童線は県道ですので、歩道の拡幅については県に要望しますが、沿線の住宅の移転が伴うことから、実現は難しいと考えています。保護者の方からの指導を徹底していただきたいと思います。なお、主要地方道山形天童線の交通緩和策として、市道清池南小畑線(25m道路の南進道路)の整備を行うことにしています。


No.9 小学校児童のための安全対策について
【提言・意見】
 高擶小学校では、毎年地区内の危険箇所をマップにまとめています。子どもたちの登下校時又は日常生活時の地区内の川、用水路、道路等安全対策が必要な場所が多数あります。
 高擶小学校前の県道長岡中山線は交通量が多く、スピードを出す車があるので、近くに小学校があることを知らせ、徐行を促す看板を設置してください。
 高擶小学校体育館の西側、にれの木団地に向かう道路は、沿線に児童クラブがあり、児童が通りますが、側溝が道路より低い位置にあるため危険です。人や車の転落防止策を講じてください。
 また、照明設備が非常に少なく、防犯上危険です。街路灯を最低1本の電柱につき1基設置いただくようお願いします。

【対応状況】所管課等:生活環境課・建設課・教育総務課
 当該地の道路は、時速30キロメートルの速度制限であり、規制標識も設置されています。また、歩道付道路であり、通学路としての適確性は充分かと思われます。
 規制速度超過の走行車両については、法令順守の交通安全思想の普及を図ることが大事です。
 学校が近いことを知らせる警戒標識は、道路管理者である県が設置することになるため、要望があったことをお伝えします。
 また、高擶小学校体育館の西側、にれの木団地に向かう道路について現地確認したところ、住宅が沿線に無く、児童が遅い時間帯に通行している状況であったため、通学路灯を設置しました。なお、地域で設置する公衆街路灯については、市から補助制度もありますので御相談ください。
 転落防止柵については、児童クラブを開所するときに、入口にのみ設置することで了解していただいた経過があります。当該水路は土地改良区が管理していますが、全路線に防護柵を設置しているのは、大型用排水路の箇所に限定しています。現場を確認したところ、小規模な排水路であり、土地改良区の堰の土砂上げにも支障を来すため、設置していないものです。


No.10 高擶地域内で計画されている道路の早期整備及び総合交通安全センターアクセス看板の設置について
【提言・意見】
 高擶地域は市南部に位置しており、山形市に最も近いため、山形市及び市のベッドタウンになりつつあり、道路整備が着々と進められていますが、三中成生線の南方への延長整備、都市計画道路天童山形空港線の早期整備をお願いします。
 また、寺津方面からの総合交通安全センターのアクセス案内板がないので、地区外から来て右往左往している車をよく見かけます。案内板の設置をお願いします。

【対応状況】所管課等:建設課・生活環境課
 都市計画道路天童山形空港線は、本市西部地域の主要幹線道路として第六次天童市総合計画に位置付けられており、市街地や隣接市を結ぶ重要な役割を担っています。芳賀土地区画整理事業地から南進部、主要地方道天童寒河江線までの約1.5キロメートルの区間については、今年度から市施行として測量や設計などの調査に着手し、芳賀土地区画整理事業の完成年度に合わせた整備を計画しています。
 三中成生線は都市計画道路天童山形空港線を補完する補助幹線道路であることから、南進への整備については、現在取り組んでいる都市計画道路天童山形空港線の進捗状況や交通状況、財政状況など踏まえ計画していきます。
 総合交通安全センターは県の施設であり、また、主要地方道天童寒河江線が県道であるため、アクセス看板の設置主体は県になりますので、機会を捉えて県にお伝えしたいと考えています。


No.11 山形・仙台間直結道路の整備促進について
【提言・意見】
 高擶は少子高齢化が一段と加速しており、活力のある若者層が定住できる地域社会を構築するためにも、山形と仙台を直結する道路づくりが最優先ではないかと考えています。奥羽山脈にトンネルを掘り、天童仙台間を1時間以内で結べば、様々な企業が自然災害の少ない村山地方に目を向けてくれるのではないでしょうか。
 先ごろ1週間に7千台の車が二口峠を通って山寺へ来たと伺っています。天童温泉や商店等も少なからず経済効果があったと思います。平成2年に天童市、山形市、仙台市、秋保町で促進同盟会を立ち上げましたが、現在は休会中だと伺っています。市長が先頭に立って周辺他市にも働きかけ、山形仙台間直結道路を実現していただきたいと思います。

【対応状況】所管課等:建設課
 御提案にある3市1町における促進同盟会で話題になった山寺から二口渓谷を通る計画は、平成4年に山形県が環境アセスメントの調査を行い、イヌワシ、クマタカ等の天然記念物や特殊鳥類を保護しなければならないことや莫大な事業費を要することが課題となっています。
 従いまして、現在のところ御提案の道路整備は難しい状況であることから、引き続き国道48号の線形改善や狭い橋梁の拡幅など、より利便性が高く機能的な道路網の整備を優先し要望していきます。


No.12 高擶皇大神社元学校敷地の返還について
【提言・意見】
 明治8年に高擶学校が願行寺からの移転が必要になり、率先して高擶皇大神社の敷地を提供し、移転されました。
 その後高擶学校が現在地に移転し、学校敷地として使われていた土地は、法律により宗教法人である神社に無償で払い下げられましたが、高擶皇大神社へは境内及び参道敷地のみ譲渡され、鎮守の森は譲渡されませんでした。
 現状境内地が縮小されたり、例大祭の出店や来賓、参拝者が参道以外、往来や駐車もできないのは耐え難いものがあり、高擶皇大神社元学校敷地が神社に返還されますよう、よろしくお願いします。

【対応状況】所管課等:教育総務課
 この土地について関係機関に経緯を照会しました。山形財務事務所からは、国有財産ではないとする回答を得ました。また、山形県からは、当時の高擶村への官地払下げの事実はないとする回答を得ました。
 これらの回答を踏まえ、現在、最終的な調整を行っているところです。


No.13 ラ・フランスセンター北側交差点への信号機の設置について
【提言・意見】
 ラ・フランスセンター前への信号機設置のために、地域の方々から3千名を超える署名をいただきましたことにお礼申し上げます。
 大変交通量の多い危険な横断歩道で、天童三中の生徒233名が毎日登下校で通行していますが、11月14日の夕方にひき逃げ扱いの交通事故が起きてしまいました。
 毎朝立哨していますが、黄色い旗を掲げてもなかなか止まってくれません。蔵増と高擶の間にあり、小学生があまり通らないため、信号機の設置がなかなか進まないのかと思います。署名は交通安全協会と交通安全推進協議会に提出しました。子どもたちの命を守るものであり、押しボタン信号で構いませんので、早急に信号機を設置していただきたいと思います。

【対応状況】所管課等:生活環境課・教育総務課
 信号機設置の是非は、県公安委員会が決定することになります。安全確保のためには、信号機の設置は必要かと思いますが、多くの要望が寄せられており、交通量の多い危険な箇所から設置しているため、すぐに対応できる状況にはないようです。
 市からも地域の強い意向を伝えお願いしていますが、ねばり強く継続して要望していくことが必要と考えています。
 学校では、当面職員での立硝指導を考えているとのことですが、地域の皆さまの御協力もよろしくお願いします。

この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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