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まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成2­5年度 天童中部まちづくり懇談会

No.1 発達障がい児の支援体制について
【提言・意見】
 現在、知的障害のない発達障がい児が増加しています。長崎県では1歳6か月児健診で超早期療育を行っているため、73%の子どもが回復しており、3歳までなら効果があると聞いています。天童市でも、1歳6か月児健診で取扱い、超早期療育を実施していただきたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:学校教育課・子育て支援課
 本市では、他市に先がけて1歳6か月児健診や3歳児健診の場に臨床心理士を配置するなど、発達障がい児の早期発見に取り組んでいます。また、健康センター内の「すこやかルーム」での発達支援相談や、保育施設等での巡回相談を実施し、必要に応じて専門機関への紹介などの支援も行っています。
 教育委員会においては、平成21年度より特別支援教育専門家チームによる小中学校での巡回相談を実施しています。平成24年3月現在で市内の小中学校の通常学級に全体の約6.8%にあたる360名の軽度発達障がいに該当する児童生徒が在籍し、個別の支援計画・指導計画を作成し支援・指導を行っています。
 本年度は発達支援のモデル事業として、保育園などの年中児を対象とした訪問事業の実施をするため関係機関との調整を行っています。
 さらに、乳幼児期から就労まで継続した子育て発達支援システムの構築や特別支援教育の充実を図るため、今年度より福祉・医療・教育等のメンバーからなる「子育て発達支援システム構築検討ワーキンググループ」を設置し、支援体制や発達障がいへの療育支援等について検討したいと考えています。
 

 


No.2 交り江東公園のベンチの設置について
【提言・意見】
 交り江東公園のトイレを改修してもらいましたが、工事の際、ベンチが傷んでいるといって撤去されました。せっかくのバリアフリー工事なのに休む場所がありません。担当課では予算がないので対応できないという返事しかもらえませんでしたが、何とかベンチをお願いします。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 公園のベンチについては、平成25年5月初旬に発注し、6月14日までに3基設置しました。
 

 


No.3 市災害時要援護者避難支援計画について
【提言・意見】
 天童市災害時要援護者避難支援計画のリストの更新を市から単位自主防災会に依頼されており、町内関係者で作成しています。東日本大震災後、町内での安否確認をしましたが、市ではリストを保管しているだけで活用しないのですか。
 また、支援者を決めても、勤めの人は日中支援できないので、隣組の連携を強めるべきだと思います。

 

【対応状況】所管課等:危機管理室・社会福祉課
 市災害時要援護者避難支援計画は、災害情報の伝達体制を整え、避難に時間を要する災害時要援護者が、円滑かつ迅速に避難するための支援体制を整備するものです。災害発生初動期に、地域において自主防災組織や自治会単位で要援護者の安否を確認し、避難場所に迅速に誘導することが主な目的であると考えます。また、風水害など避難まで時間のある状況においては、市から要援護者本人や自主防災組織への連絡のため、リストを活用することになります。さらに、被害の状況によっては、収容避難所を開設しての対応が必要になることもあり、その際は市がリストにより要援護者の避難状況等の確認を行うとともに、避難後の対応(医療・福祉サービス)に活用します。
 防災・減災に関して、隣組や地域の連携を強めることは、とても重要です。地域の一人ひとりが万一に備え、地域連携の意識を持っていただけるよう、行政としても、訓練や講話等を通じ、市民皆様の防災意識啓発のため取り組みますので、御協力をお願いします。
 

 


No.4 認知症と介護の体制について
【提言・意見】
 認知症と介護の体制について、「患者の尊厳」「介護の質」「医療の進歩」の3つの視点が必要だと思いますが、今後の大きな環境の変化に対応していくために、多方面のエキスパートからなる「認知症地域支援体制協議会」のような審議会をつくり、協議し、政策に反映させていくことはできないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:社会福祉課
 本市では、認知症高齢者対策を含む介護保険事業の運営に関し、調査・審議する組織として、介護保険運営協議会を設置しています。この協議会は、医療関係者や被保険者・民生児童委員・介護保険サービス事業所・地域包括支援センターの各代表で構成されており、認知症高齢者への対応についても多方面にわたり専門的に検討できる組織となっています。このため、御提言のありました認知症高齢者への対応につきましては、御提言を生かして介護保険運営協議会を充実させていきたいと考えていますので、御理解をお願いします。
 

 


No.5 道の駅天童温泉のPRについて
【提言・意見】
 道の駅は全国に1,000以上ありますが、道の駅天童温泉が全国50選に選ばれました。ぜひ市報に掲載して、市民にPRしてほしいです。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 今回の全国道の駅50選は、住宅地図などを制作している民間事業者が行った、読者が選ぶ「行って良かった道の駅」50選という企画の中で選出されたものです。
 今回の選出を祝い、道の駅入り口に手作りのポスターを掲示しPRを行い利用者の皆様に感謝をしているところです。
 今後とも「道の駅天童温泉」を御利用いただきますようお願いいたします。
 

 


No.6 老野森跨線橋交差点以北の県道の整備計画について
【提言・意見】
 天童南部地域の主要地方道山形天童線は、現在整備を実施しておりますが、老野森跨線橋から北部の地域については計画はあるのでしょうか。もし無ければ、両側の歩道だけでも新設するよう山形県に働きかけをお願いします。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 五日町・一日町地内の主要地方道山形天童線については、県の街路事業で整備を進めていただいておりますが、当初計画の事業期間が延長され、現在の進捗率は、54.7%となっています。市としては、事業実施の区間について早急に整備効果が現れるよう、市の重要事業として県に要望しています。
 老野森跨線橋交差点以北の区間については、現在のところ整備計画はありませんが、課題であると考えています。事業中の区間の完了を見越したうえで、地域の方々の御意見を踏まえ、整備手法について山形県と協議していきたいと考えています。
 

 


No.7 市立公民館または分館の新設について
【提言・意見】
 久野本・東久野本地区は、現在約1,600世帯・約4,600人が住んでいますが、公共施設がなく、公園も久野本公園と東久野本公園の2か所のみです。公園の近くの人は利用できますが、それ以外の人が集まれる場所がなく、災害が起きた時、集合や避難する場所がないのでとても不安です。できれば、市立公民館または分館を新設していただけないでしょうか。また、分館の場合、土地の購入に市からの補助金はあるのでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 市立公民館については、歴史的なつながりなどを考慮し、おおむね小学校の学区単位に設置しています。
 また、市立公民館の分館として条例に位置づけているいわゆる自治公民館については、地縁団体などの町内会が設置主体となるものです。
 市では、まちづくりや生涯学習の促進を図るという観点から、自治公民館の建設に対しては、市が補助金を交付しています。
 補助金の額は、公民館を新築する場合、1,000万円を上限として費用の3分の1を補助します。用地についても、建物の建設と同一年度内に購入すれば、補助の対象となります。このほか、自治宝くじの財源を活用したコミュニティ助成事業にも、自治公民館の建設に対する助成制度があります。
 

 


No.8 災害時の避難場所について
【提言・意見】
 災害が起きた時の避難場所として、久野本水源地の金網の全部若しくは一部を撤去して、周囲の住民が集合できるようにしてほしいです。またその他の地域でも、空地を市で借上げるなどして、将来的に災害時の避難場所にしてもらいたいです。

 

【対応状況】所管課等:危機管理室・上下水道課
 久野本水源地の現状は、上下水道事業の資機材、非常時の給水車や浄水装置の保管場所として使用しています。防犯対策上、施設周りをフェンスで囲み、出入口に施錠し管理しているものですので、金網等の撤去は難しいと考えています。なお、大規模災害が起きた際は、復旧対策や支援受入れの拠点として、多くの車両等の出入りが想定され、周囲の住民の集合場所として安全確保上適課題がありますが、地域の実情を考慮し、土地利用のあり方やカギの貸与について考えていきます。
 地域において、広い空地、店舗や工場の駐車場などを避難場所として事前に決めておくことは、望ましい対策です。市が個々に借上げることは想定していませんが、自主防災組織や自治会が災害時に避難場所として借用できるよう、敷地の所有者や管理者等と事前に協定や約束を交わす際には、行政としてお手伝いしますので御相談ください。
 

 


No.9 高齢者へのやさしい接し方について
【提言・意見】
 敬老会の運営では、婦人会のないような地域も出てきました。高齢者を敬う形として米寿や白寿などの時に、やさしい接し方でお祝いすることはできないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:社会福祉課
 高齢者に対するお祝いは、77歳以上を対象とした敬老会、80歳を対象とした敬老金の支給、米寿(88歳)の賀詞贈呈並びに長寿(数え年で100歳)の賀詞及び長寿祝い金の贈呈を実施しています。
 敬老会の運営は、長年の間、連合婦人会が主体となって実施していただいており、婦人会がなくなった地域においても自治会等の御協力を得て、地域ごとに、地域に密着した敬老会として、催しや食事を工夫しながら、敬意を表してお祝いをしています。
 現時点では、敬老会の実施主体については婦人会を基本にし、その対応が難しい場合は、地域での受け皿として望ましい形となるように、自治会を始め、地域社会福祉協議会等の関係団体と相談をしたいと考えています。
 

 


No.10 社会教育団体の連携について
【提言・意見】
 老人クラブに入る人数が減ってきており、組織が弱体化しています。地域づくりの中で、青壮年会から老人クラブへの流れで加入しなければならない仕組みを設けるなど、総合的な組織の連携ができないものでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 地縁的な協働の必要性の減少、地域の人間関係より趣味のサークルでの結びつきを重視する傾向などにより、青壮年会や婦人会などの社会教育団体の会員も減少しています。老人クラブや社会教育団体は、これまでのような組織の力に頼るのでなく、組織の魅力を訴える活動を展開していく必要があると考えています。このため、老人クラブや社会教育団体の会員を対象として、各種講座や人材育成に関する研修会等を実施するとともに、各市立公民館をとおして、老人クラブと社会教育団体がお互いの垣根を越えて連携できるよう支援を行っていきます。
 

 


No.11 労働環境の整備について
【提言・意見】
 労働人口が減少する中、女性の労働力の活用や定年延長などの対策がありますが、市として取り組めることはないのでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:商工観光課・健康課
 労働力人口が減少していく社会の中で、女性が能力を十分に発揮できる職場環境を整えることや、意欲のある労働者が65歳まで働き続けられる環境の整備については、それぞれ事業主が取り組むべきこととして、法にも定めがあります。
 市としては、今後とも関係機関との連携を図りながら、法の趣旨の普及啓発に努めていきます。
 また、長く働き続けるためには健康寿命を延ばしていくことが大事です。市民のみなさんが自主的に健康づくりや疾病予防に取り組むことができるように、乳幼児期から高齢期まで、各ライフステージに応じた事業をすすめています。
 具体的には、生涯を通してのバランスの取れた食生活や運動習慣の定着を図り、飲酒や喫煙等を含む生活習慣の改善や健康診査の定期受診に取り組みながら地域、職場、学校、医療機関等の社会全体で健康づくりを支援していきます。
 

 


No.12 天童中部公民館の照明について
【提言・意見】
 吹き矢をしている公民館利用団体ですが、天童中部公民館の大集会室の照明が暗いので的がよく見えません。もう少し明るくしていただけないでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 市立天童中部公民館の2階集会室の照明につきましては、利用者の各種活動に必要な照度を確保するための方策を検討し、計画的に改修を行いたいと考えております。
 

 


No.13 交り江線路沿いと倉津川沿いの緑地帯の利用について
【提言・意見】
 交り江の線路沿いと倉津川沿いの緑地帯は花壇となっており、現在、隣組で月1回の清掃をしています。花壇は畑と違って、雑草の処理など、清掃が大変です。畑として使えないか相談しましたが、担当課からは畑にしてはだめだと言われています。市民農園のように利用できないのでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 JR奥羽線沿線の緑地については、住宅から線路までの間隔を一定程度あけ良好な住宅地形成を図るための緩衝緑地として設置したものです。
 現在の緑地の管理状況は、全町内会で花いっぱい運動に取り組んでいただいている箇所や隣組単位や個々に花等を植栽している箇所、特段手を入れないで自然のままの箇所など地域の実情によって様々に管理していただいています。
 市民農園のような利用形態では、路上駐車等の新たな問題が起こり、沿線住民の方々に迷惑をかけることも考えられ実現は難しいと考えます。
 また、地域で除草していただい草やごみを集めていただいたものは、市で収集処分をしますので連絡をお願いします。
 今後とも公園や緑地の管理について地域の皆様の御理解と御協力をお願いします。
 

 


No.14 名誉市民の掲額について
【提言・意見】
 天童市の2名の名誉市民について、図書館や市民ホールに掲額してもらえませんか。

 

【対応状況】所管課等:市長公室
 平成2年に、村山氏及び今野氏両氏に対して天童市名誉市民の称号をお贈りして以来20年以上が経過しています。
 改めてお二人の功績を広く市民の方々に紹介し顕彰するために、お二人の写真等を掲額したいと考えています。なお、掲額場所については、御提言にありました市役所1階ロビーや市立図書館も選択肢に入れて検討します。
 
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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