行政

広聴

まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成24年度 荒谷まちづくり懇談会

No.1 農作物のカラス被害対策について
【提言・意見】
 農作物のカラス被害は、年々ひどくなる一方です。今年も4回鉄砲を撃ちましたが、我が家のラ・フランスは約50箱の被害です。追払いや猟銃による駆除については、昨年のまちづくり懇談会でも回答がありましたが、何も進んでいません。駆除週間、駆除月間などを設定して具体的に対策を講じる必要があります。市で費用を支出できないのであれば、駆除を許可さえしてもらえば、農家できちんと駆除します。どのような条件で駆除ができるようになるのかなど、市で指導して進めてもらいたいと思います。

【対応状況】所管課等:農林課
 銃によるカラスの駆除を行うには狩猟免許が必要であり、さらに、狩猟期間以外に駆除を行う場合は、市長への届出と許可が必要となります。
 農作物の被害対策として行う銃によるカラス駆除は、地元の要請を受けて猟友会が実施することになります。今年度は、天童市農協雨呼山被害対策協議会に対し、山口・田麦野・津山・干布・荒谷一円においてカラス400羽の駆除を許可しており、猟友会が6月から10月までに196羽のカラスを駆除しました。
 なお、鳥獣保護区や特定猟具使用禁止区域などの制限もありますので、具体的な場所や時期などについて御相談いただければ、対策協議会や猟友会と調整させていただきます。


No.2 災害発生時におけるボランティア受入等の対策について
【提言・意見】
 昨年の東日本大震災を受けて、市としての対応、例えば本市で災害が発生したときのボランティアの受入れ方法などの対策はとられているのでしょうか。
 また、社会福祉協議会は、ボランティアに関連する事項について市から一任されていると理解してよいのでしょうか。

【対応状況】所管課等:市長公室
 災害発生時にボランティアの受入れ等を行う災害ボランティアセンターについては、天童市社会福祉協議会を中心に設置し運営することとなりますが、市で設置される災害対策本部と一体となって対応することになります。


No.3 荒谷地域への託児施設の設置について
【提言・意見】
 私には来年孫ができます。荒谷西工業団地もできました。荒谷にも託児所のような施設ができないのでしょうか。ぜひ、近くに設置してもらいたいと思います。

【対応状況】所管課等:子育て支援課
 市では平成24年度に「就学前施設及び放課後児童クラブのあり方に関する構想」をまとめ、待機児童の解消のため、私立保育所の施設整備を支援するとしました。
保育園などの就学前の子どもを預ける施設については、できるだけ近くにある方が便利だと思いますが、すべての地区に市が保育施設を設置するのは困難と考えています。


No.4 荒谷地域におけるまちづくりのビジョンについて
【提言・意見】
 荒谷小学校では、今年1年生が12人入学しましたが、全校生徒は初めて100人を切り、97人となりました。5年後には80人台になると思われます。このまま減少を続けると複式学級の可能性も出てきます。学校を維持していくためにも荒谷地域での魅力的なまちづくりが必要と考えます。工業団地の整備などもありますが、これからの世代が荒谷地域に住み続けられるような市としての施策、まちづくりのビジョンについてお尋ねしたいと思います。

【対応状況】所管課等:都市計画課
 子供たちが減少しているという課題は、荒谷地域だけの課題ではなく市全体の問題であり、天童の住みやすさをアピールしていくことが必要と考えています。
 中学3年生までの医療費無料化、第3子以降の保育料無料化等の施策に加え、生活の基盤となる就労の場の確保のために、荒谷西工業団地の分譲、天童インターチェンジ周辺の工業団地の整備を進めています。さらに、商業施設の進出計画やJRの新駅設置を市として要望しています。これらの施策を総合的に展開していることを積極的に情報発信して、定住人口の増加に結びつけたいと考えています。
 そのうえで、緑豊かでゆとりある生活環境での定住を志向する市民ニーズに応えるため、優良田園住宅認定制度を活用するとともに、集落部における民間の開発計画については、田園集落の土地利用との調整を図り、地区計画の設定を行った上で整備を促進します。
 また、天童市土地利用基本構想を基本とする天童市都市計画マスタープランを策定するにあたり、市民懇話会等において地域コミュニティを維持・発展させる都市づくりについて検討を進めます。


No.5 県道天童寒河江線荒谷四辻西側歩道の滑り止め対策について
【提言・意見】
 県道天童寒河江線の荒谷四辻西側の山寺堰に蓋をしてもらい、歩道として利用できることになったのはありがたいことです。しかし、その蓋の部分がでこぼこの形になっています。県にも設置するのは平らな蓋にして欲しいと要望したのですが、今後の道路改良の際に再利用したいとのことで、今のような形状になってしまいました。ノンスリップの処理をしていただいてはいますが、設置後初めての冬ですので、雪が降ってみないとどうなるかはわかりません。滑り止めなど何らかの対策が必要ではないでしょうか。

【対応状況】所管課等:建設課
 この事業は、地元からの要望を受け、主要地方道天童寒河江線の高擶堰に蓋をかけ、地域住民の安全な歩行空間を確保するため昨年度実施されたものです。
 スロープ部におけるスリップ防止策について、県に確認したところ、蓋には滑り止めを塗布し対応したとの回答でありました。
 設置後初めての冬になるため、通行に際しては、十分な注意をお願いするとともに、歩行者の安全を図る観点から、スリップ防止策の効果を注意深く観察していきます。


No.6 防犯灯の移設に対する助成制度の創設について
【提言・意見】
 県道天童寒河江線に設置された歩道に関連しての要望です。歩道になったのは道路の南側なのですが、元々町内会で防犯灯を設置してきたのは道路の北側でした。防犯灯の移設に対する補助について市にも相談しましたが、移設分は補助の対象にならないとのことでした。町内会もお金が足りませんので、何らかの助成をいただけるようにしてもらいたいと思います。

【対応状況】所管課等:生活環境課
 今年度、愛宕沼の北側とスポーツセンター周辺において、LED公衆街路灯の実証実験を行い、照度測定のほか、見やすさや歩きやすさなどの数項目について検証しました。公衆街路灯としての機能に問題はなく、十分に効果があると判断したところです。
 その結果を受け、市では、既存の公衆街路灯と通学路灯を5か年でLED灯の器具に交換することにしました。また、町内会等の負担を軽減するため、交換に要する費用を平成25年度予算に計上し、市の負担で行うこととしています。


No.7 天童市の防災放送設備の有無について
【提言・意見】
 東日本大震災から1年半経ちましたが、天童市には防災放送設備というのは何かあるのでしょうか。

【対応状況】所管課等:市長公室
 天童市には、各地にスピーカーを設置した、いわゆる同報系行政無線は設置されていません。
 災害発生時の情報伝達については、広報車での呼びかけ、自治会を通じた情報伝達のほか、防災行政無線、市ホームページ、各携帯電話会社の緊急速報メールなど、様々な手段を使って情報をお知らせします。


No.8 立谷川上流で発生が想定される水害対策について
【提言・意見】
 荒谷地区の災害としては、水害が最も心配されると考えています。スーパー農道の上の赤石地区で立谷川の堤防が破れると一気に集落に水が押し寄せます。町内会長の方々や県河川砂防課にも見てもらいましたが、中洲が水の流れを変えて危ない状態です。市からも県に対し要望していただきたいと思います。

【対応状況】所管課等:建設課
 御要望の件は県の方でも現場を確認しており、公募型の土砂採取の手法で対応を計画しているとのことでした。
 土砂上げの作業を今年度末から実施する予定ですが、震災復興の関係でダンプトラックの確保が難しくなっており、作業期間が数か月に及ぶので御理解をお願いしたいとのことでした。


No.9 天童高原スキー場における索道事業の運営体制について
【提言・意見】
 天童高原スキー場について、今年度は牧場公社から市直営となる中で、索道事業(リフト運行)は危険も伴います。どのような人的配置で事業を行うのか、何人体制でやっていくのかを教えてください。

【対応状況】所管課等:産業立地室
 スキー場におけるリフトは、鉄道事業法に基づいて運行され、法に定める安全統括管理者などの有資格者と運転係や乗客係、監視係、改札係、出札係などの係員が配置されます。
 天童高原スキー場では、全体で24名の運営体制で、ペアリフト1基に9名の係員を配置し運営しています。係員については、研修や実地訓練を行うとともに、施設・設備の点検にも万全を期して、安全・安心なスキー場運営に努めます。


No.10 芳賀地区に設置を計画しているJR新駅の考え方について
【提言・意見】
 芳賀地区に計画しているJR新駅について、市長の考えを聞かせていただきたいと思います。合わせて、各地区のまちづくり懇談会で出た意見なども紹介してください。議会と行政だけで決めてよい内容なのかもお尋ねしたいと思います。

【対応状況】所管課等:都市計画課
 芳賀の新駅構想は、自家用自動車の利用から公共交通への転嫁を促し、地球温暖化に対応する低炭素型社会の推進のための一つの施策として位置付けられます。また、芳賀地区あるいは天童南部地区の市民の利便性の向上、さらに、高齢化社会への対応、県総合運動公園の利用拡大やJリーグ開催時の周辺地域の混雑解消、回遊型観光の創出への効果も期待されるなど、本市にとって多大なる恩恵があることから、平成22年にJR東日本仙台支社を訪問し新駅の設置を要望しました。
 新駅については、地域性があり様々な御意見をいただいていますが、各地域のまちづくり懇談会では、特に大きな反対意見はいただいておりません。また、平成24年7月31日に市民説明会を開催し、市民の皆様の御意見をうかがったところ、「ぜひともがんばって実現してほしい。」というような新駅設置を望む好意的な御意見を多くいただいております。
 天童市が請願した請願駅ですので、約5億円の設置費用は市が全額を負担することになりますが、天童市の将来のまちづくりへの確実な投資でありますので、御理解をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

免責事項について アクセシビリティについて リンク集 サイトマップ
ページトップへ画像