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まちづくり懇談会の提言に対する対応状況

平成2­5年度 寺津まちづくり懇談会

No.1 ドモスの利用について
【提言・意見】
 ドモスを自宅まで来るようにしてもらえないでしょうか。結局は高齢者しか使わず、家族が停留所まで乗せていかなければならない状態です。
 昨年も田麦野・山口地区のような区域乗合型を寺津で導入できないかという話題がありました。寺津も交通の便が悪い地域であることから検討をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:生活環境課
 ドモスをより使い勝手の良いものとするため、路線乗合型を導入している地域では、本年4月1日から、運行時間や便数、予約受付などを見直すとともに、地区内に停留所を3箇所新設し、改善を図っているところです。
 また、寺津地区の区域乗り合い型への変更などについては、路線の組み合わせや運行経費の面などの課題もあることから、今後、地域の実情に配慮しながら十分に精査をし、地域の皆さんの利便性の向上に努めていきます。
 

 


No.2 市民への災害時の連絡体制について
【提言・意見】
 市民への災害時の連絡体制についてですが、今回の断水の情報は市民へ連絡が来ず、公民館から連絡があって初めて分かるような状況でした。当日の午後から市の広報車が回りましたが、家は防音になっているうえ、走りながらだと何を言っているのか分かりません。
 地域に対して動きやすく指示してもらえれば、的確にもっと早く伝達できたのではないかとも感じます。
 市民への緊急時の連絡体制を改めて考える必要があるのではないでしょうか。今回の豪雨による断水では、行政としても危機管理の在り方について認識を新たにしたと思いますのでお聞きします。

 

【対応状況】所管課等:上下水道課・危機管理室
 今回の災害では、広報が遅れたというご指摘を各地域からいただいており、お詫びいたします。
 この度の災害対応の広報としては、緊急速報メールを2回配信しました。また、市の一斉メール配信は22回情報を配信しました。しかし、登録者数がまだまだ少ない状況ですので、各地域の集会などで広く説明し、登録者数を増やしたいと考えています。市のホームページについては、状況の変化に伴い随時更新を行ってまいりました。
 車両による広報については、当初、低速で走行しながら広報や、要所要所に車を止めて広報しました。しかしながら、内容が聞き取りにくい、広報車が来ないなどの御指摘を受けました。このような広報車についての反省点や情報提供の迅速性、また、携帯電話やインターネットを利用しない人への周知などについては、今後の課題として捉えています。
 特に、緊急に避難を要する事態においては、消防団による広報や自主防災組織に情報伝達をお願いすることになります。
 断水に限らず、非常時においての情報伝達は、確実に情報が伝わることが第一です。この度の経験を生かし、必要な方に必要な情報を、できるだけ細やかにお伝えできるよう確実で効率的な広報手段を考えていきます。
 

 


No.3 婦人会活動への支援について
【提言・意見】
 婦人会員減少の歯止めについてですが、婦人会では会員の高齢化が進み、全戸を婦人会の正副会長で回って勧誘しているのが実情です。しかし、断られるなどして加入率が上がりません。また、若い人が地区外へ出てしまうことも事態に拍車をかけています。青壮年会などの団体も同様です。リーダーのなり手がなく団体が消滅するという心配もあります。なくしてしまうのは簡単ですが、再度の立上げも非常に大変ですので、行政から何らかのサポートはないのでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:生涯学習課
 婦人会の会員数の増加を図るためには、これまでのように組織の力に頼るのでなく、組織の魅力を訴える活動を展開し、「婦人会に参加して良かった、楽しかった」と思われる事業を実施していく必要があると考えています。
 このため、市としては、平成24年度から、明治大学・天童市連携事業として、婦人会会員のニーズに合った「婦人会講座」を開催し、婦人会活動の支援を行っています。また、平成25年度から、婦人会を始めとする社会教育団体の活動や市民のボランティア活動を促進するための「てんどう未来塾」を開催し、市民と行政との協働によるまちづくりを実践する地域の人材育成に取り組んでいます。
 

 


No.4 国民健康保険税の改正について
【提言・意見】
 市報の7月1日号に国民健康保険税の改定内容が掲載されました。年々医療費が増加しているという背景も記されており、この度は所得割、資産割、均等割、平等割の配分を見直したとのことですが、税額が高く、退職後の年金収入だけでは納付が大変厳しいところです。どうにかして額を抑えることはできないのでしょうか。また、納税通知書には明細も添付されますが、専門用語も多く、中身を見てもなかなか理解できません。

 

【対応状況】所管課等:社会福祉課
 国民健康保険からの支払いが増加し、今後も、医療費の増加が予想されることから、今回、次の2点を基本に、国民健康保険税の引上げ改正を行いました。
 第1は、一般会計からの繰入れにより、引上率を抑えた点です。
 第2は低所得者、中間所得層に配慮した改正とした点です。
 医療費が増加すると国民健康保険の支払が増加し、国民健康保険税の引上げにつながります。市としても、病気の早期発見や予防等のための保健事業の推進、ジェネリック医薬品への切替え等を進めますので、みなさんの御理解と御協力をお願いします。また、国民健康保険については、市町村での運営が厳しい状況となっていることから、県が運営できるよう、全国市長会において国と関係機関等に対し要請しています。
 納税通知書は、来年度発送分から、現在より分かりやすい表現を工夫したいと考えています。
 

 


No.5 芳賀地区から寺津地区への放射状道路について
【提言・意見】
 芳賀地区は土地区画整理が進み、開発が進んでいますが、寺津などの西部地域は公共事業もなく置き去りにされているように感じます。第六次天童市総合計画にも地区の均衡発展が謳われており、西部地域の発展に対してもきちんと対応して欲しいと思います。
 その第六次天童市総合計画には、芳賀地区から寺津地区に繋がる放射状道路の計画がありますが、現在の進捗状況についてお聞かせください。

 

【対応状況】所管課等:建設課・都市計画課
 西部地域へのアクセス道路として市道山形矢野目線が平成25年3月全線開通し、また、広域幹線道路整備である主要地方道天童大江線(通称蔵増バイパス)の改良工事が県施工で現在実施されています。
 芳賀地区から寺津地区への放射状道路については、将来計画の段階であるため、具体化するまでには、時間が必要な道路と考えています。道路整備については多額の財源が必要となるため、天童市道路整備計画に基づき整備していく考えです。
 また、市全体の均衡な発展の観点から、土地利用規制制度のうえで違いがある市街化区域と市街化調整区域、いわゆる「線引き都市計画」の在り方について、現在策定中の天童市都市計画マスタープランの策定作業の中で調査・研究を進める必要があると考えています。
 

 


No.6 子育て世代の住宅地の開発について
【提言・意見】
 優良田園住宅が出来れば市外から若い世代が入って来て、地域の発展に繋がります。寺津地区にも積極的な導入をお願いします。また、子育てをする若い世代のために、子育て支援住宅を寺津地区に造成してください。

 

【対応状況】所管課等:都市計画課
 子育て世代のために、子供の医療費無料化、第3子以降の保育料無料化などの施策や、工業団地の整備による就労の場の確保、加えて、商業施設の進出計画、JRの新駅設置などを総合的に展開していることを積極的に情報発信し、市内への子育て世代の定住に結びつけたいと考えています。
 また、緑豊かでゆとりある生活環境の中で、定住を志向する市民ニーズに応えていくため、優良田園住宅認定制度の一層の普及促進に努めるとともに、民間事業者等による読め住宅地に開発計画については、田園集落の土地利用との調整を図りながら行う地区計画制度の活用について、今後ともPRを行っていきます。
 

 


No.7 寺津児童クラブの整備について
【提言・意見】
 寺津児童クラブが改築になると聞いています。現在、公民館の管理人室を借りていますが、15人の児童が利用しており手狭な状態です。隣接地を取得して、敷地を拡張していただきたいと思います。担当部署が異なるということもあるのでしょうが、公民館には中々情報が届いてこない状況にありますので進行状況も教えてください。
 また、児童クラブは平成27年度整備、寺津公民館は平成26年度改築との事ですが、来年度は今の管理人室に放課後児童クラブを置くのでしょうか。
 子どもたちにとっては日々の生活の場ですので、地域の児童数によって施設に格差が出ないようにお願いします。調理室、静養室、指導員室や外の環境整備もお願いしたいと思います。

 

【対応状況】所管課等:子育て支援課
 放課後児童クラブについては、平成25年度から平成27年度の3年間での整備を進めています。特に小学校の体育館ギャラリーを使用しているクラブ、プレハブを利用しているクラブ、市立公民館の旧管理人室を利用しているクラブを優先的に整備しています。課題の整理がついて、条件が整ったクラブから実施しているところです。
 寺津地域では、地域の子どもは地域で育てるという考えが根付いており、公民館とのつながりを大切にしながら、施設整備を進める必要があると考えています。
 市立寺津公民館の整備時期は平成26年度となっていますが、公民館の解体が平成27年度に及ぶことから、寺津児童クラブは平成27年度に整備したいと考えています。寺津児童クラブの整備の際には、寺津児童クラブ協会等の意見を踏まえ、児童の生活の場にふさわしい施設となるよう努めていきたいと考えています。
 

 


No.8 災害時要援護者の資料について
【提言・意見】
 この度の断水時に社会福祉課から災害時要援護者の資料が届くと公民館から連絡がありました。届いた名簿は自主防災会長宛てのずいぶん分厚い資料で、2、3日後には修正版も届きました。これに全て目を通すということは非常に大変でした。後日、民生委員にも名簿が届くなど、資料提供の仕方も少し考えていただきたいと思いました。

 

【対応状況】所管課等:社会福祉課
 今回の断水により市に災害対策本部が設置されたことに伴い、給水が困難な方に対する対策が必要となりました。そうした中、住民台帳を基にした65歳以上の「老人台帳」、「単身老人台帳」、「老人夫婦台帳」、「高齢者世帯台帳」を配付したものです。
 これは、これらの台帳の登録者が給水を受けられるか否かを市としては把握していないため、地域において、配付した台帳から支援が必要な方を選択していただき、協力をお願いするための配付でありました。
 今後、台帳の配付に当たっては、今回の経験を踏まえ慎重に対応していきますが、災害等により地域における支援の協力をいただく必要があるときは、対象となる方の台帳を提供していきますので、ご理解をお願いします。
 また、災害時要援護者など、あらかじめ地域で支援の必要な方を把握する体制づくりに、ご協力をお願いします。
 

 


No.9 公衆街路灯のLED化について
【提言・意見】
 公衆街路灯のLED化を推進するとの事ですが、県道天童中山線の寺津高擶間は街路灯が150から200メートル間隔でしか設置されていません。地元の高校生が高擶駅まで自転車で通っていますが、自動車からも見えづらく危険です。早急に対応していただきたいと思います。また、新設街路灯もLEDとなるのですか。

 

【対応状況】所管課等:生活環境課
 ご要望の公衆街路灯の新設については、市が直接LED公衆街路灯を設置することになります。緊急性や重要度を考慮し、優先度の高い所から設置していきますので、ご理解をお願いいたします。
 

 


No.10 通学路灯の設置について
【提言・意見】
 県道長岡中山線の寺津高擶間について、高校生が高擶駅まで自転車で通っていることから通学路ということで街路灯の設置にはならないのでしょうか。

 

【対応状況】所管課等:教育総務課・生活環境課
 小・中学校の場合は、学校長が通学路を指定して、児童・生徒が登下校時に通学路を通るように指導しています。そのため、基本的には、部活動等で帰宅時間が遅くなることがある中学生の通学路において、街路灯等が整備されていない区間に、通学路灯を設置しています。
 ご要望の区間は、中学校の通学路に指定されておらず、高校の場合は通学路の指定がないということですので、通学路灯としての整備は困難と考えており、公衆街路灯の新設として対処します。
 

 


No.11 まちづくり懇談会の記録について
【提言・意見】
 まちづくり懇談会の記録が平成22年度分からホームページで公開されています。本日も昨年度の懇談会の記録が配布されています。対応方針として「進めていく・検討する」旨の記載も多く見受けられますが、1年も経過した中ですので、その後どうなったのか、という点をフィードバックしてもらうのが望ましいと考えます。検討をお願いします。

 

【対応状況】所管課等:市長公室
 まちづくり懇談会の記録は、会議開催直後の市の対応状況をまとめ、各市立公民館にお知らせするとともに、市ホームページで公開しています。また、これらの情報は、会議開催年度の年度末時点での情報に修正し、報告書「市民のこえ」や市ホームページで新しい対応状況をお知らせしています。
 来年度からは、本日のように前年度の懇談会の記録を配布する際にも、最新の対応状況を示して、できるだけ具体的な検討結果を皆さんにお知らせできるように努めます。
 

 


No.12 道路の補修について
【提言・意見】
2年前の地震で生じた道路の亀裂をタールで補修した箇所があります。時間が経過して草が生えている箇所も出てきましたので、劣化が進まない内に対応していただけるよう要望します。

 

【対応状況】所管課等:建設課
 8月7日に現地確認を行いました。当該箇所は、舗装のひび割れ部分にアスファルト乳剤を浸透させ、舗装版の破壊が進まないよう補修を行った部分でした。
 舗装全般に亀裂が入り割れた状態になった場合は、全面打ち替えを行う場合もあります。現状はそのような状態になっていませんので、今後、道路パトロールを実施し、路面状況の観察を行っていきたいと考えています。
 

 


No.13 婚活支援について
【提言・意見】
 寺津地区においても、若い人は沢山いるのですが、結婚していない人が多いのです。20代から50代まで結婚していない方が大勢います。西部地域に結婚相談室を設置してもらえればとも考えます。様々な仕組みづくりの中で、寺津地域のためにお力添えをお願いします。

 

【対応状況】所管課等:市長公室
 現在、市内には10の婚活支援団体があり、婚活イベントや結婚相談等の活動を展開しています。市としてはこのような団体を支援することで、婚活などの活動の活性化を図っていきたいと考えていますので、現在のところ、市が結婚相談室を設ける予定はありません。また、婚活支援活動を充実させるため、今年度から、団体が行うイベント等に対し、1団体当たり年1回、市との共催の中で、講師謝金の助成や公共施設の利用料金の減免等を行っています。自治会等で婚活イベントを開催する際は、ぜひ活用ください。
 なお、各団体のイベント等については、市報、市ホームページ、公民館への情報提供等をとおして、幅広い周知に努めます。
 
この記事に関するお問い合わせ

担当課: 総務部市長公室
tel: 023-654-1111
fax: 023-653-0704

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