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平成25年3月


 国会において審議されております国の新年度予算案については、安倍首相の「これまでの延長線上にある対応では、デフレや円高から抜け出すことはできない。だからこそ、これまでとは次元の違う大胆な政策と断固たる決意で、強い経済を取り戻していく。」との強い意志のもと、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という「三本の矢」で、経済再生を推し進めています。そして、景気の底割れの回避とデフレからの早期脱却及び成長力の強化を図るため、今年度の大型補正予算と一体的に、「復興・防災対策」、「成長による富の創出」、「暮らしの安心・地域活性化」の3つを重点分野として、大胆な予算が措置されました。一方で、これまで地方固有の財源とされてきた地方交付税が約3,900億円削減されるなど、地方自治体にとりましてはますます厳しい経営を強いられることが予想されます。
 本市におきましても、新年度当初予算を内示し、現在市議会第7回定例会において、慎重な審議をいただいているところですが、平成25年度当初予算については、中長期的な視野に立った持続可能な財政運営を堅持することを基本姿勢とし、第六次天童市総合計画の後期計画の初年度にあたり、これからのまちづくりの根幹となる、未来創造重点プロジェクトに積極的に対応する予算といたしました。市税や地方交付税の確保が難しい中ではありますが、一般会計の総額は、前年度比3.0パーセント増の207億7,000万円を計上いたしました。
 具体的な新規事業について、第六次天童市総合計画における5つのまちづくりの目標に沿って申し上げますと、「安心して健やかに暮らせるまちづくり」では、学校等に設置している放課後児童クラブの移転改築を行い、児童の生活環境の改善を図るとともに、高齢者対策では、特別養護老人ホーム増改築の支援を行い、待機者の解消を図ります。「魅力と活力ある産業のまちづくり」では、観光基本コンセプトを設定し仙台圏等への観光情報発信を強化するほか、雇用の場を確保するため、天童インターチェンジ周辺工業団地周辺の整備を進めてまいります。「緑ある住みよい環境のまちづくり」では、集落間などにあるため整備が遅れていた公衆街路灯のLED化を推進するほか、複雑化する現代社会の犯罪抑止や被疑者の検挙などにおいて大きな成果を挙げている街頭防犯カメラを設置し、防犯体制を強化します。また、近年全国の自治体において課題となっている空き家対策については、これから作成する空き家台帳に基づき、新たな空き家の抑制と建物の倒壊の未然防止を図ります。「生き生きとした人をはぐくむまちづくり」では、老朽化が進み耐震化が急務となっている市立公民館の改築と耐震改修を実施するとともに、パルテに中高生や市民が快適に学習できる空間として、学習支援室を開設いたします。「健全な行財政運営と協働のまちづくり」では、市の7つの施設において開館時間を拡大し、市民サービスの向上を図るほか、第六次行財政改革大綱に代わる「天童市行政経営計画」を策定し、一層の市民サービスの向上と効率的な行財政を行ってまいります。また、市税等のコンビニ収納の実施や、山形県からの権限委譲によるパスポート発給申請の受付と発給を行い、市民の皆さまの利便性の向上を図ります。
 このような、本市の直面する主要行政課題の解決をはじめとして、一般会計、各特別会計、企業会計を通して健全な財政運営を維持しながら、より市民生活の安全・安心を念頭に置いた施策を着実に、かつ、スピード感を持って推進してまいります。

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