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平成24年10月


 姉妹都市締結24周年を記念して派遣されたマロスティカ市訪問団の団長として、9月5日から12日までの日程でイタリア・マロスティカ市を訪問してまいりました。
 マロスティカ市とは、“人間チェス”と本市の“人間将棋”が縁で平成元年に姉妹都市協定を締結し、その後は相互に訪問団が派遣されるなど、活発な交流が行われております。
 マロスティカ市は、水の都ヴェネチアの北西約80キロメートルのベネト州ヴィツェンツァ県に位置し、中世の歴史と文化が漂う美しいまちです。春にはさくらんぼ、秋にはりんご、なし、ぶどうが収穫されるなど果樹の産地としても有名であり、本市との共通点が多いまちでもあります。
 イタリアまでは、成田空港からオランダのアムステルダムを経由し、約14時間というとても長いフライトでした。この時期のイタリアの気候は、日中の気温がこちらと同じくらい気温が上昇しますが、乾燥している地中海性の気候のせいか、木陰に入るととても涼しく感じられました。
 訪問団は、姉妹都市マロスティカ市のほか、イタリアの主要都市であるローマ、ミラノ、ヴェネチア、ベローナを見学してまいりました。どの街も昔からの街並みが残されており、古き良きヨーロッパの伝統と文化を感じることができました。
 9日にマロスティカ市に到着すると、ジャンニ・シェットゥロ市長をはじめ市民の皆さまから歓待を受けました。歓迎セレモニーでは、本市訪問団のほかフランスの姉妹都市であるモンティニー市の訪問団も参列され、盛大に開催されました。私は、セレモニーの席上で、これまでの交流活動に対する感謝の意を伝えるとともに、今後の更なる交流の継続と発展をお互いに確認したところです。また、セレモニーにおいて、平成23年3月11日に発生した東日本大震災で犠牲になられた方々への哀悼の意をこめて、1分間の黙祷が行われました。マロスティカ市では、本市が東日本大震災の被災地から近いということもあり、姉妹都市として本当に気にかけていただきました。遠いヨーロッパという地でありながら、姉妹都市同士の深い絆を再確認することができました。
 9日の夜には、マロスティカ市の一大イベントである人間チェスを観覧しました。人間チェスは、15世紀のヴェネチア共和国でマロスティカ領主の娘に同時に恋をした二人の騎士が、当時の習慣である決闘ではなく、互いに得意とするチェスで勝敗を決め、勝者は姉と、敗者は妹と結婚したという故事に基づき、西暦偶数年の9月に、華麗なコスチュームに身を包んだ騎士が演出する幻想的なイベントで、まちをあげて繰り広げられるエンターテイメントです。この時期のマロスティカは人間チェス一色となり、ヨーロッパ諸国をはじめ世界各国から、人間チェスを一目見ようと大勢の観光客であふれていました。圧倒されるようなその雄大なスケールとボランティアスタッフを中心とした運営の手法などは、人間将棋を主催する者の一人として、とても参考になるものでした。
 今回の訪問団の派遣にあたり、御尽力をいただきました天童市国際交流協会マロスティカ委員会の皆さまに心から感謝申し上げますとともに、今後とも両市の友好関係が末永く続くことを念願するものであります。

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